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実釣レポートマルイカ··読了 7分

ピーク過ぎのマルイカに挑戦!持ち帰ったお土産は船長のアドバイス

まつぼっくり
監修・執筆
まつぼっくり
マグロキャスティング 2018-
ピーク過ぎのマルイカに挑戦!持ち帰ったお土産は船長のアドバイス

8月22日、葉山 鐙摺港のたいぞう丸でマルイカ船に乗ってきました。結果から書くと、筆者は0杯。一緒に行った仲間5人も全員0杯で、船中で一番釣った方が4杯、しかも全て小型という渋い日でした。

ただ、手ぶらで帰ってきたわけではありません。出船前に船長からもらった「直ブラで、スッテは少なめ」という助言。合わせたときの重さが潮なのかイカなのか、最後まで見分けられなかった反省。そして、仲間と船長に教わった「捨て糸の結び目」という根掛かり対策。マルイカが釣れない日に何が起きていて、次に何を変えるのか。0杯の日のことを、そのまま書きます。

202608 たいぞう丸の受付

「まず1杯を確実に」船長の助言で直ブラ4本に #

出船前に船長から受けたアドバイスは、こうでした。「直結ではなく直ブラがおすすめ。スッテは少ない方がいい。渋いので、まずは1杯を確実に取りたいですね」

普段の筆者は、直結3本と直ブラ2本を組み合わせたスッテ5本の仕掛けで釣っています。今回はそれをやめ、直ブラ4本の仕掛けを自作して臨みました。

直結(スッテを幹糸に直接結ぶ方式)は乗りが手元に出やすい反面、糸がたるむと外れやすく、直ブラ(短い枝スでスッテをぶら下げる方式)はスッテが自由に動く分だけバレにくい、と一般に言われています。渋い日にあえて本数を減らすのは、「たくさん掛ける」より「1杯を確実に船に上げる」ことを優先する発想だと受け取りました。

202608 たいぞう丸マルイカ出港前

当日のタックル #

  • ロッド: がまかつ デッキステージ マルイカ 155
  • リール: ダイワ アドミラ A 150H
  • ライン: PE 0.8号 + リーダー 4号
  • 仕掛け: 直ブラ4本(自作)
  • オモリ: 50号

デッキステージ マルイカは、がまかつ公式の製品ページで「マルイカ釣りのスタンダード」と位置づけられているモデルです。スパイラルガイドにニュートラルなアクションで、軽さと扱いやすさを重視した設計と説明されています。

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がまかつ デッキステージ マルイカ
がまかつ

がまかつ デッキステージ マルイカ

がまかつのマルイカ専用船竿。公式が「マルイカ釣りのスタンダード」と位置づけるモデルで、スパイラルガイドとニュートラルなアクション、軽さと扱いやすさを重視した設計。ゼロテンションで底を取り続ける釣りに向く1本です。

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ダイワ アドミラ A 150H
ダイワ

ダイワ アドミラ A 150H

ダイワの小型両軸船リール、150サイズのハイギアモデル。PE 0.8号クラスのマルイカやライトな船釣りに合う番手で、手返し重視のゼロテン釣法に使いやすいリールです。

海況は「午前は波が高く、潮も速い」 #

午前中は波が高く、潮の流れも速い状況でした。午後は波は落ち着くも潮の流れは相変わらず早い状況。水深は60〜70m、オモリは50号。誘いはゼロテンション(オモリを底に着けたまま、糸を張らず緩めずの状態で乗りを待つ釣り方。以下ゼロテン)を軸に組み立てました。

船長も沖上がりの後、「今日は潮の流れも速くて厳しい日でした」と話していました。船が流されるほどの流れだったそうで、表層の潮が速かったのは間違いありません。

合わせたときの重さ、潮なのかイカなのか? #

潮が速い日は、道糸と仕掛けが受ける水の抵抗で合わせの手応えが重くなり、小型のイカの乗りと区別しにくくなります。筆者は今回、これを最後まで見分けられませんでした。

合わせると毎回、ずっしりとした重さが手元に来ます。久しぶりのマルイカで判断の基準が体に戻っておらず、「これは乗っているのか、潮の重さなのか」を決めきれないまま巻き上げる、の繰り返しでした。

気になったのは、回収の途中で急にフッと軽くなる場面があったことです。潮の抵抗なら、糸が短くなるにつれて徐々に軽くなるはず。急に軽くなるのは、乗っていた小型のイカが途中で外れた(バレた)ときの変化に近い。船中で上がった4杯が全て小型だったことを考えると、小型の乗りを潮の重さと勘違いしていた可能性は否定できません。

ただし、乗っていたと断言もできません。証拠がないからです。ここは正直に「修行不足」と書いておきます。そのうえで、次回は以下を確認することにしました。

  1. 合わせた直後に数秒止めて、重さが一定のまま(潮)か、モタれたり引き込んだりする(生体反応)かを見る
  2. 巻き上げの速度を一定にして、軽くなり方が「徐々に」か「急に」かを意識する
  3. 空振りでも仕掛けを上げたら、スッテに墨やかじり跡が付いていないかを確認する
  4. 巻き上げの途中で手を止めない(テンションが抜けるとバレやすい)

1日で答えは出ませんが、この4つを積み重ねれば「潮の重さ」と「乗り」の境目が自分の中に戻ってくるはずです。

ゼロテンで根掛かりを恐れない方法は? #

オモリの上30cmほどを、幹糸より弱い「捨て糸」にしておくと、根掛かりしたときにそこだけが切れて、スッテの付いた仕掛け本体を失わずに済みます。筆者はリーダー4号に対して捨て糸2号を組んでいましたが、船長のおすすめはもう一段細い1.5号くらいで、さらに結び目を3つほど作っておくこと。結び目が意図的な弱点になり、そこから切れやすくなります。

今回この話になったのは、仲間が根掛かりで高切れ(道糸の高い位置で切れて、仕掛けごと全部失うこと)した場面でした。捨て糸の考え方自体は、たいぞう丸の船長がX 投稿(捨て糸の解説、2024年4月)で解説しているとおりで、ゼロテン釣法は根掛かりを恐れていては釣りにならないこと、オモリの上30cmを捨て糸にして全損を防ぐことが要点です。

ゼロテンは、オモリを底に置いたまま待つ釣り方です。つまり根掛かりは起きる前提で、仕掛けを守る側で手を打っておく。筆者の仕掛けは捨て糸こそ入っていたものの、結び目は作っていませんでした。「切れる場所を自分で決めておく」ところまでやって初めて対策になる。次回からは結び目もきちんと入れます。

船中4杯が語る「8月下旬は時期の終わり」 #

船長によると、マルイカのピークは4〜6月とのこと。8月下旬は時期としては終盤で、船中で一番釣った左舷のお客さんが4杯、それも全て小型という結果は、その言葉どおりでした。

同じマルイカでも、5月はまったく違いました。三崎港の岸からの夜エギングでは、エギ王K 3.5号で良型のマルイカが足元に来ています。岸からエギで良型が出る5月と、船で60〜70mを狙って船中4杯の8月下旬。1日の結果だけで時期を断定はできませんが、船長の言葉と合わせると、マルイカは4〜6月に行くのが正解だと思います。シーズンの目安は釣り暦(マルイカの欄)にもまとめています。

釣れなくても楽しい、右舷貸切の1日 #

この日は仲間5人と筆者で右舷を使い、左舷は他のお客さん1名。ほぼ貸切の状態でした。仲間5人の釣果もマルイカは0、上がったのは外道のユメカサゴ1尾だけ。それでも、釣れない時間を仲間と過ごすのは楽しいものです。

マルイカは来年の5〜6月にリベンジします。直ブラ少なめ、捨て糸あり、乗りの確認手順つきで。8月後半はキハダのキャスティングに2回出る予定で、9月からは秋のアオリイカが始まります。

まとめ #

  • 渋い日の船長の助言は「直結より直ブラ、スッテは少なめ、まず1杯を確実に」。筆者は普段の5本から直ブラ4本に変更
  • 潮が速い日は、水の抵抗で合わせの手応えが重くなり、小型の乗りと見分けにくい。筆者は見分けられず0杯
  • 回収中に「急に」軽くなるのはバレの疑い、「徐々に」軽くなるのは潮の抵抗。次回は合わせ直後の数秒と、一定速度の巻き上げで確認する
  • ゼロテンは根掛かりが起きる前提。オモリの上30cmを捨て糸(筆者は2号、船長案は1.5号くらい)にして結び目を3つ、切れる場所を決めておく
  • 船長いわくマルイカのピークは4〜6月。8月下旬は船中最高4杯(全て小型)。リベンジは来年5〜6月に
frequently asked

よくある質問

マルイカが釣れないのは時期のせいですか?
時期の影響は大きいと思います。たいぞう丸の船長によるとマルイカのピークは4〜6月で、筆者が乗った8月下旬は船中最高4杯、全て小型でした。同じ年の5月には三崎港の岸からのエギングで良型が出ているので、狙うなら4〜6月が本命です。
渋い日のマルイカ仕掛けは直結と直ブラどちらですか?
筆者が出船前に船長から受けた助言は「直結ではなく直ブラ、スッテは少なめ、まず1杯を確実に」でした。直ブラはスッテが自由に動く分バレにくいとされ、筆者は普段の直結3本+直ブラ2本をやめて直ブラ4本の自作仕掛けで臨みました。
マルイカの合わせが重いのはイカが乗っていますか?
潮が速い日は道糸と仕掛けが受ける水の抵抗だけでも合わせが重くなるため、重さだけでは判断できません。筆者は潮の重さと小型の乗りを見分けられず0杯でした。回収中に急に軽くなるのはバレの疑いで、徐々に軽くなるのは潮の抵抗です。
ゼロテンの根掛かり対策の捨て糸とは何ですか?
オモリの上30cmほどを幹糸より弱い糸にしておき、根掛かりしたらそこだけ切れるようにする方法です。筆者はリーダー4号に捨て糸2号を組んでいましたが、船長のおすすめは1.5号くらいで結び目を3つ作ること。結び目が弱点になり、そこから切れやすくなります。
マルイカ船のタックルは何を使いましたか?
筆者はロッドがまかつ デッキステージ マルイカ、リールはダイワ アドミラ A 150H、PE 0.8号にリーダー4号、オモリ50号、直ブラ4本の自作仕掛けでした。水深60〜70mのポイントで、ゼロテンション中心の誘いに使っています。
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about the author

まつぼっくり
まつぼっくり
釣りライター / 釣りちゃん運営者

マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。

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