秋イカは 9 月に開幕します。夏に生まれたアオリイカの新子 (その年に生まれた若いイカ) が釣れるサイズに育ち、数もいて好奇心も旺盛 — 1 年でいちばんエギングを始めやすい季節です。この記事は、その 9 月開幕に間に合わせるための「8 月にやっておく準備」を整理した準備編です。
先に正直に書いておくと、筆者がエギングを始めたのは去年の 11 月。三崎港で 12 月にアオリイカ、5 月に春イカとマルイカを釣ってきましたが、9〜10 月の秋イカ本番はこの秋が初めてです。つまりこの記事は「ベテランが上から教える入門」ではなく、同じスタートラインに立つ筆者が、メーカー公式の定石と自分の 1 年の実釣を突き合わせて作った準備リストです。実釣したら、この記事に結果を追記していきます。
秋イカはいつから釣れる? #
9 月から 11 月が秋イカのシーズンです。夏に生まれた新子が 9 月にエギを抱けるサイズ (胴 10cm 前後〜) に育ち、水温が下がる 11 月末ごろまで釣れ続きます。地域や年の水温で前後するので、9 月上旬は「様子見しつつ竿を出す」くらいの構えが現実的です。
秋の魅力は数と反応の素直さです。産卵を意識した大型を狙う春イカ (筆者が 5 月に釣ったのはこちら) と違い、秋の新子は群れでいて、エギへの反応も速い。エギングの動作を覚えるには最適のシーズンと言われるのはこのためです。
エギは何号を用意する? #
定石は 9〜10 月 = 2.5〜3 号、10 月後半〜11 月 = 3〜3.5 号です。イカの成長に合わせてエギも大きくしていくイメージで、これはエギ最大手ヤマシタの案内でも一貫しています。
筆者の手持ちは 3 号と 3.5 号 (エギ王K 各 4 色) だけなので、この秋に向けた買い足し候補の筆頭が 2.5 号です。ちょうどヤマシタからはエギ王 K のネオンブライト新色 (2.5 号は 7 月、3 号は 8 月発売) や、ナイト向けのエギ王 SEARCH 新色が 2.5 号 → 3 号 → 3.5 号と秋に向けて段階発売されている最中で、店頭の新色が最も揃うタイミングでもあります。
カラーは難しく考えなくて大丈夫です。ヤマシタ公式の色の選び方は「背中の色は潮の濁りで、下地 (テープ) の色は時間帯の光量で決める」という 2 軸で整理されています。筆者の実績で言えば、三崎港の 12 月・5 月に釣った 3 杯はすべてエギ王K のぶちぶちコーラル (490 グロー下地) でした。夜メインなら発光系下地を 1 本持っておくと軸になります。
タックルは何を準備する? #
筆者の実物構成をそのまま書きます。エギング専用の入門〜中級セットです。
- ロッド: セフィアBB S86ML — 5 年ほど前に買ってティップランで 1 度使ったきり眠っていたロッドを、去年 11 月に引っ張り出しました
- リール: 18セフィアBB C3000S
- ライン: PE0.8 号 + リーダーはフロロ 2 号を 1m ほど
- エギ: エギ王K 3 号・3.5 号を各 4 色 (前述の通り 2.5 号を補充予定)
この構成で 12 月の三崎港も 5 月の春イカも問題なく戦えました。秋の新子はさらに軽い番手 (2.5 号) を投げる場面が増えるので、ML クラスのロッドはちょうど良い守備範囲です。ちなみにこの秋はシマノのエギング新製品も出たばかりで、筆者のリールの後継にあたる新型セフィアBB も 7 月に登場しています。新作事情と、楽天・Yahoo!ショッピングで実際に売れているロッド・リールの動向は、別記事で詳しくまとめる予定です。
これから道具を揃える人は、ロッド ML クラス + 2500〜C3000 番リール + PE0.8 号が基準と覚えておけば大きく外しません。
場所はどう選ぶ? #
秋の新子は港の常夜灯まわり・堤防の際・藻場に付きやすい、が一般的な定石です。日中なら偏光グラスでイカの姿を探すサイトエギングも成立しやすいのが秋の特徴です。
筆者のホームは三浦半島です。実釣の様子は三崎港の 12 月の釣行記と5 月の春イカ釣行記に、釣り座・駐車場・規制の詳細は三崎港エギングポイントガイドにまとめてあります。小田原方面の偵察記もあります。秋にどこが釣れるかは、この秋の実釣で確かめて追記していきます。
ひとつ先に注意点を。三浦ではタコが共同漁業権の対象なので、エギに掛かってもリリースが必要です (詳細はポイントガイド参照)。場所ごとの規制確認は準備のうちです。
8 月中にやっておく準備チェックリスト #
- PE ラインの点検・巻き替え — 昨シーズンから巻きっぱなしなら先端数 m のチェックを。色落ち・毛羽立ちがあれば巻き替え
- リーダーとスナップの補充 — フロロ 2 号前後。現地で組み直す分の予備も
- エギの補充 — 2.5〜3 号を中心に。新色が段階発売中なので店頭が楽しい時期です
- リールの注油・動作確認 — 眠っていたタックルを使うなら特に。筆者のセフィアBB も 5 年の休眠から復帰できました
- ヘッドライトと予備電池 — 秋は日没が早まります。三崎の夜の暗さは経験済みなので、これは必須で推します
- ギャフ or タモの確認 — 秋の新子サイズなら抜き上げが基本ですが、良型が混ざる 11 月に向けて
- 場所の規制確認 — 立入禁止・駐車場・漁業権 (三浦のタコ等) を釣行前に
持ち物の完全版は別記事として準備中です。まずはこのリストで 9 月の開幕に間に合います。
まとめ: 9 月の開幕までにやること #
- 秋イカは 9〜11 月。新子の数釣りができる、エギングを始めるのに最適なシーズン
- エギは 2.5〜3 号から。カラーは「背中 = 濁り / 下地 = 時間帯」の 2 軸で選ぶ (ヤマシタ公式の定石)
- タックルは ML ロッド + 2500〜C3000 リール + PE0.8 号が基準。筆者は 5 年眠っていたセフィアBB で戦えています
- 場所は常夜灯・堤防際・藻場。三浦の実例は既存の釣行記とポイントガイドへ
- 8 月中にライン・エギ・電池・規制確認を済ませれば、開幕日に竿を出せる
筆者もこの準備リストで 9 月を待ちます。秋イカの実釣結果は、この記事と釣行記に追記していく予定です。同じスタートラインから、良い秋にしましょう。
よくある質問
秋イカはいつからいつまで釣れますか?
秋イカのエギは何号が良いですか?
エギングは初心者でも秋なら釣れますか?
秋イカは朝・昼・夜のどれが釣れますか?
エギングのタックルは最低限何が必要ですか?
小さいイカは持ち帰っていいですか?
about the author
マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。



