キハダキャスティングでは、その日のナブラやベイトの状況に合わせてルアーを替えたくなる場面が多く、気づけばロッドが増えていきます。
私も相模湾でのキハダ・カツオキャスティングを続けるなかで、店員さんや師匠に勧められた1本から始まり、フローティング・シンキングの両対応やサイズ違いを足していった結果、キハダ用4本+カツオ用1本の計5本になりました。本記事では、その買い足しの経緯と、各タックルの実際の使いどころを、私自身の構成をもとに正直に紹介します。
※記事トップの写真はファーストキャッチ翌日に撮影したもので、写真のルアーは本文で紹介しているものとは異なります。
この記事の3つのポイント #
- 店員・師匠のおすすめから買い足し、キハダ用4本+カツオ用1本になった経緯
- 基本はその日の1本を決めて投げ、状況に応じてルアーサイズやフローティング/シンキングを替えて持ち替える
- キハダ用のPEは当面5号+リーダー100lbで統一(結束や扱いの感覚を揃えて慣れを優先)
タックル一覧 #
| タックル | ロッド | リール | 最大ドラグ力 | ルアー | 想定シーン |
|---|---|---|---|---|---|
| タックル1 | ヤマガブランクス ブルースナイパー81/6 ブラッキー | シマノ 21ツインパワー SW 14000XG | 25kg | フローティングペンシル160mm | 今日これで釣りたいナブラ撃ち・誘い出し |
| タックル2 | CB ONE アンフィニティ EN84/10 | シマノ 15ツインパワー SW 14000XG | 25kg | フローティングペンシル140mm | メインサイズに無反応・小さめベイト |
| タックル3 | Daiwa Catalina C83MHS | シマノ 15ツインパワー SW 14000XG | 25kg | シンキングルアー115mm | 沈み気味のベイトパターン |
| タックル4 | シマノ グラップラーBB タイプC S82H | シマノ 15ツインパワー SW 14000XG | 25kg | シンキングルアー140mm | 表面に出ないが直下で捕食→スロー沈下 |
| タックル5 | グラップラーBB タイプC S73ML | シマノ 20ストラディック SW 6000XG | 12kg | メタルジグ30g | カツオ専用の軽量体制 |
※リール最大ドラグ力はメーカー公表値。
キハダ用ロッドが4本になった理由は? #
最初から4本を計画して揃えたわけではありません。始まりは、店員さんに勧められて買ったシンキング用の1本(タックル3・Daiwa Catalina C83MHS)でした。
そして、初めてのマグロ釣りを教えてくれた方——CB ONEのテスターをされている方——に勧められて手にしたのが、フローティング用のCB ONE アンフィニティ(タックル2)です。キハダキャスティングではフローティングペンシルとシンキングルアーの両方が必須になるので、この2本でひと通りカバーできる形になりました。
そこで終わらなかったのは、同じフローティング(あるいはシンキング)でも、その日の状況やナブラごとにルアーのサイズを変えたくなるからです。ライントラブルで1本が使えなくなったときの保険という意味もあります。結果として、フローティング用に気になっていた1本(タックル1)、シンキング用に手頃な1本(タックル4)を買い足し、キハダ用は4本になりました。
- フローティング用2本: タックル1(遠投寄り・中型160mm)/タックル2(中近距離・やや小さめ140mm)
- シンキング用2本: タックル3(通常時・115mm)/タックル4(表層直下・140mm)
基本は、その日「これで釣りたい」と思うロッドとルアーを1本決めて投げ続け、ナブラの距離やベイトサイズ・レンジに応じてルアーを替え、それに合わせてロッドを持ち替える。この"ルアー起点"の持ち替えが実際の運用です。
相模湾のキハダに合うルアーサイズは? #
相模湾で何隻かの遊漁船に乗せていただくなかで、船長さんたちから共通して教わるのが「ルアーは大きすぎない方がいい」ということです。
状況にもよりますが、相模湾のキハダキャスティングで使うルアーは140〜180mmくらいがメイン。迷ったら、なるべく小さめのサイズを選ぶのが基本だと教わってきました。
私のキハダ用の構成も、フローティングは160mm(タックル1)を上限に140mm(タックル2)、シンキングは115mm(タックル3)・140mm(タックル4)と、小さめ寄りに振っています。大きいルアーで押し通すより、小さめに合わせられる引き出しを持っておくことを意識しています。
タックル1: 今日これで釣りたいナブラ撃ち・誘い出し #
タックル1は、キハダ用のその日まず投げたい主軸のフローティング用です。ナブラ撃ちから誘い出しまで幅広く使えます。ロッドはヤマガブランクス ブルースナイパー81/6 ブラッキー、リールはシマノ 21ツインパワー SW 14000XG。
これは、フローティングの遠投用として後から買い足した1本です。ヤマリア ラピード F160という160mmクラス(私の感覚では中型)のフローティングペンシルを遠投しやすいバランスで、遠くに立ったナブラや、表層で誘い出したい場面で握ります。
PEはYGKよつあみ エックスブレイド フルドラグ X8 HP 300m 5号、リーダーはバリバス オーシャンレコード ショックリーダー 24号/100lbで統一しています。飛距離が武器になる場面での1本です。
タックル2: メインサイズに無反応・小さめベイト #
タックル2は、キハダ用のやや小さめのベイトに合わせたフローティング用です。ロッドはCB ONE アンフィニティ EN84/10 Versatile Plugger、リールはシマノ 15ツインパワー SW 14000XG。
このロッドは、初めてのマグロ釣りを教えてくれた方——CB ONEのテスターをされている方——に勧められた1本で、私がフローティング・シンキングの2本体制を組むきっかけになりました。ルアーはハードコア バレットダイブ(F)140mm。
160mmのラピードよりやや小ぶりで、ベイトが小さめのときや近い距離でナブラが出たときに握ります。
フローティングとシンキングルアーはどう使い分ける? #
フローティングルアーは表層で暴れるナブラに、シンキングルアーは沈み気味のベイトパターンに強い、というのが基本です。私の場合、フローティング用にタックル1(遠投寄り・中型160mm)とタックル2(中近距離・やや小さめ140mm)、シンキング用にタックル3(通常時・115mm)とタックル4(表層直下・140mm)を持っています。
厳密なルールで選び分けているというより、表層で出ているうちはフローティング、沈んだらシンキング、ベイトが小さければルアーも一段落とすという素直な切り替えです。
その日のナブラや反応を見ながら、手に取るルアーを決めています。
タックル3: 沈み気味のベイトパターン #
タックル3は、キハダ用のシンキングルアーで、沈み気味のベイトパターンに対応する組み合わせです。ロッドはDaiwa Catalina C83MHS、リールはシマノ 15ツインパワー SW 14000XG。実はこれが、店員さんに勧められて最初に買った、私のマグロキャスティングの1本目です。
シンキングルアーとは、着水後に沈んでいくタイプのルアーです。表層のナブラが沈静化し、キハダがベイトを下のレンジで意識しているときに効きます。ルアーはOZMA HW 115mm、TS-マイワシカラー。
表層が静かになってナブラが沈んだときに、レンジを一段下げて対応できるのがこの1本の役割です。
タックル4: 表面に出ないが直下で捕食→スロー沈下 #
タックル4は、キハダ用の表面でナブラが弾けてはいないものの、水面直下でキハダがベイトを捕食しているときに、ルアーをゆっくり沈めて食わせるための1本です。ロッドはシマノ グラップラーBB タイプC S82H、リールはシマノ 15ツインパワー SW 14000XG。シンキング用に手頃な価格で買い足しました。
派手に飛び跳ねるナブラは出ていないけれど、水面のすぐ下でベイトが騒いでいる——そんな状況で、シンキングルアーをスローに沈下させてレンジを合わせます。ルアーはヤマリア ローデッド LS140、ケイムラカタクチカラー。
同じシンキングでも115mmのタックル3よりひと回り大きい140mmで、ベイトが少し大きめのときにも対応できます。
タックル5: カツオ専用の軽量体制 #
タックル5は、カツオ用タックルでキハダ用より軽量・小型のメタルジグに対応するため別立てにしています。ロッドはシマノ グラップラーBB タイプC S73ML、リールはシマノ 20ストラディック SW 6000XG。
キハダ用の5号PEに対し、こちらはPE3号(YGKよつあみ エックスブレイド フルドラグ X8 HP 300m)、リーダーもバリバス オーシャンレコード 12号/50lbと1ランク細くしています。ルアーはダイワ メタルジグTGベイト30g、PHピンクカラー。
カツオはキハダよりも小型のベイトを意識することが多く、キハダ用の重いタックルで投げ込むとルアーが大きすぎて見切られることがあります。
カツオを本命にする日は、このライトタックル1本に絞って身軽に動くようにしています。
PE・リーダーをキハダ用4本で統一している理由 #
キハダ用の4本は、PE5号+リーダー100lbで揃えています。これは緻密な戦略というより、扱いを揃えて慣れを優先した結果です。
同じサイズのPEとリーダーを使っていると、PEとリーダーの結束(FGノットなど)や、リーダーとリングの結束を、いつも同じ感覚で組めます。号数がバラバラだと結束のテンションや締め込みの感覚も変わってしまうので、統一しておくほうがトラブルが減り、慣れるのも早いと感じています。
正直に言えば、本来はその時期に釣れているサイズや状況に合わせて、5号/6号、5号/4号と使い分けたほうが良い場面もあると思います。ただ、太さを変えるとその分ライントラブルの要素も増えるので、私は当面5号統一で十分かなと考えています。
使っているのはPEがYGKよつあみ エックスブレイド フルドラグ X8 HP(8本編み・高強度・低伸度)、リーダーがバリバス オーシャンレコード ショックリーダーです。
一方、カツオ用だけはPE3号・リーダー50lbと1ランク細くしています。ターゲットの引きの強さもルアーウェイトも違うので、ここは別体系にしています。
まとめ #
私のキハダ・カツオ用タックルは、戦略的に設計したというより、店員さんや師匠のおすすめから始まり、フローティング・シンキングの両対応やサイズ違いを足していった結果、キハダ用4本+カツオ用1本になりました。基本はその日「これで釣りたい」という1本を決めて投げ、ナブラやベイトの状況でルアーを替え、それに合わせてロッドを持ち替えています。
- 最初の1本はシンキング(Daiwa Catalina)、次にフローティング(CB ONE)で両対応の土台
- そこにフローティング(ヤマガブランクス)とシンキング(グラップラーBB S82H)を買い足して4本
- カツオ用はPE3号・メタルジグで完全に別体系
- キハダ用のPE・リーダーは当面5号/100lbで統一し、結束や扱いの感覚を揃える
最初から5本揃える必要はまったくありません。まずはフローティング・シンキングを1本ずつ持ち、通ううちに「こういう状況でもう1本欲しい」と感じたものを足していくのが、私自身がたどった増やし方です。
よくある質問
キハダキャスティングのタックルは何本必要?
初心者はまず何本のタックルから揃えるべき?
フローティングとシンキングルアーの使い分け方は?
キハダ用とカツオ用でタックルを分ける理由は?
キハダキャスティングのPEとリーダーは何号が目安?
about the author
マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。

