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コラムマグロ··読了 5分

2026年7月クロマグロ採捕禁止|出発直前で釣行中止になった話

まつぼっくり
監修・執筆
まつぼっくり
マグロキャスティング 2018-
2026年7月クロマグロ採捕禁止|出発直前で釣行中止になった話

2026 年 7 月 2 日の昼。出発直前のコンビニで飲み物を買い、車に戻ったところで電話が鳴りました。今回のクロマグロ釣行に誘ってくれた友人からです。「採捕数量が、今月の枠を超えたって」。届出も済ませ、新しいタックルも揃え、あとは 6 時間走って前日入りするだけだった酒田行きは、この電話で終わりました。この記事では、そのとき初めて本気で向き合ったクロマグロ遊漁の採捕禁止という制度を整理しつつ、行けなかった悔しさと 8 月への準備を記録します。

釣行前日、出発直前の電話 #

予定では 7 月 3 日・4 日が釣行日でした。酒田までは車で 6 時間ほどかかるため、7 月 2 日の昼に出発して前日入りし、しっかり寝て挑む計画。7 月 1 日時点の採捕実績を確認したときは、まだ上限に余裕があり「大丈夫そうだ」と思っていました。

それが翌日、出発のその瞬間にひっくり返ります。友人からの電話を受けて水産庁の「クロマグロ遊漁の部屋」を開くと、採捕実績は上限を大幅に超えており、7 月 3 日からの採捕禁止(申請中)の記載。まさに釣行初日からの禁止です。こうして今回の釣行は中止になりました(その後、7 月 3 日〜7 月 31 日の採捕禁止が正式に公示されています)。

前日の実績では余裕があったのに、一日で枠を超える。クロマグロ遊漁の世界では、それが普通に起こると身をもって知りました。

クロマグロ遊漁の採捕禁止とは? #

遊漁で狙えるクロマグロ(30kg 以上の大型魚)は水産庁の数量管理下にあり、時期別の上限に採捕数量が近づく・超えると、その期間中の採捕禁止が公示される制度です。公示は原則、水産庁 HP に公表された翌日から効力を持ちます。

つまり「今週は釣れていたのに、来週は禁止」が制度上あり得ます。私のように前日時点の実績を見て安心していても、翌日に状況が変わることがある。釣行を計画するなら、直前まで水産庁の公表をチェックするのが必須だと痛感しました。

水産庁「クロマグロ遊漁の部屋」

なお、禁止期間中に他の魚を狙っていてクロマグロが掛かってしまった場合は、直ちにリリースが求められています。

届出制も始まっている(2026 年 4 月〜) #

2026 年 4 月からは、遊漁でクロマグロを狙う人の届出制が始まっています。届出は年に 1 回で良く、釣行のたびに出す必要はありません。採捕した場合の報告義務もあります。

私も今回の釣行に向けて届出を済ませていました。届出をして、道具を揃えて、前日入りの計画を立てて。準備が万端だったぶん、中止の電話はこたえましたが、この制度があるからこそクロマグロという資源が守られ、この釣りが続いていく。そう受け止めています。

新調したタックル:今度は「道具から」向き合った #

2 年前の初挑戦は、キハダ用タックルの流用で 50kg 級を 30 秒だけ掛けて、バラして終わりました。あのとき「次は道具からきちんと向き合う」と決めた答えが、今回の編成です。

  • ロッド:ダイワ ソルティガC DOGFIGHT 81-8(新調)
  • リール:ダイワ 25 ソルティガ 18000-H(新調)
  • ライン:PE8 号
  • これにキハダ用から流用する PE6 号タックル 2 本を加えた、8 号×1+6 号×2 の 3 本体制

18000-H か 20000-H か。私の割り切り方 #

リール選びでは、18000-H と 20000-H でかなり迷いました。値段の差はほとんどありません。ネットで調べると酒田は 50kg 級がメインという情報が多く、20000-H なら「8 号を巻けるだけ巻く」「下巻きして 8 号 300m」「10 号 300m」と、いろいろな使い方ができます。

それでも 18000-H に決めた理由はこうです。市販の PE ラインは 300m 巻きが圧倒的に多く、急に必要になってもすぐ買える。そして今後タックルが増えたときのことを考えると、「このタックルは 8 号、あのタックルは 10 号」と号数で割り切って使い分けられる状態にしておく方が、セッティングに迷いがなくて良い。酒田の 50kg 級に合わせた「8 号タックル」として、この 1 本を追加しました。

もちろん、ほぼ同じ値段なら 20000-H を勧める人が多いと思いますし、その場の状況に合わせて 1 台を使い分けるのも良い選択です。ただ私は性格上、シンプルな使い分けの方が好きなのでこう割り切りました。道具の選び方は使い手の自由。これはあくまで私の一例です。

メインに考えていたルアー 5 本 #

酒田クロマグロ ルアー

ルアーは他にも手持ちがいろいろありますが、今回は跳ねの状況に合わせて回せるよう、2 年前に唯一のヒットを出した菊池工房 バブルスイマー 180 を筆頭に、バブルディップ 220、アルティメット 230、ガンマ 180、ヘッドディップ 175F の 5 本をメインに考えていました。サイズの大きい 220〜230mm は新調した 8 号タックルに、180mm 前後は 6 号タックルに割り当てる想定でした。この構成はそのまま、次回に持ち越しです。

8 月、リベンジへ #

悔しさはあります。ただ、数量管理も届出も、クロマグロという魚が釣りの対象であり続けるための仕組みです。ルールの中で、獲れるときに、ちゃんと獲る。それだけだと思っています。

リベンジは 8 月に予定しています。届出は済んでいる。8 号タックルは手元にある。ルアーの構成も決まっている。あとは枠と天気と、あの跳ねが射程に入るのを待つだけです。2 年前の 30 秒の続きを、今度こそ最後まで巻き切ります。

frequently asked

よくある質問

2026年のクロマグロ採捕禁止はいつまでですか?
2026年は7月3日から7月31日までの採捕禁止が公示されています(筆者の釣行はこの初日に当たり中止に)。遊漁の大型魚は時期別の数量管理下にあり、状況は月ごとに変わるため、最新の公示は水産庁「クロマグロ遊漁の部屋」で必ず確認してください。
クロマグロの採捕禁止はなぜ起こるのですか?
遊漁で狙える30kg以上のクロマグロには時期別の採捕数量の上限が設定されており、実績が上限に近づく・超えると、その期間中の採捕禁止が公示されるためです。公示は原則HP公表の翌日から効力を持ち、前日まで釣行可能でも翌日から禁止になることがあります。
クロマグロ遊漁の届出制とは何ですか?
2026年4月から始まった、遊漁でクロマグロを狙う人が事前に行う届出の制度です。届出は年1回で良く、釣行のたびに提出する必要はありません。採捕した場合の報告義務もあります。筆者も釣行前に届出を済ませていました。
禁止期間中にクロマグロが掛かってしまったらどうすればいい?
他の魚を狙っていて偶然クロマグロが針に掛かった場合は、直ちにリリースすることが求められています。持ち帰りは採捕にあたるため、禁止期間中は意図せず掛かった場合でも船上で速やかに放してください。
クロマグロ用リールは18000番と20000番のどちらが良いですか?
ほぼ同価格のため20000番を勧める声が多いですが、筆者は市販PEに300m巻きが多いことと、タックルごとに8号・10号と号数で割り切って使い分けたい考えから18000-Hを選びました。運用の好みで決めてよい部分で、どちらも正解になり得ます。
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まつぼっくり
まつぼっくり
釣りライター / 釣りちゃん運営者

マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。

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