Yahoo!ショッピングの釣具売れ筋を毎月定点観測しているのですが、9月の上位に充電式ヘッドライトが入っていました。日が短くなって、夜釣りの時間が長くなる季節。「釣り ヘッドライト おすすめ」の検索も月5,000回と太い需要です。
筆者は半年前、ゼクサスのZX-R730を選びました。正直に書くと、購入してからまだ夜釣りで使い倒したとは言えない段階です。だからこの記事は「使い込んだレビュー」ではなく、何を基準に選んだかの実録と、選び方の軸を書きます。使い込んだ感想は、この秋の夜エギングで貯めてから追記します。
釣り用ヘッドライトの選び方は5軸 #
- 明るさ (ルーメン) と「調整幅」: カタログの最大ルーメンより大事なのが、どこまで細かく暗くできるかです。夜釣りの実用は手元作業がほとんどで、明るすぎるライトは目が慣れず、周りにも迷惑。最大値は「いざという時の余裕」、普段は絞って使うのが基本です
- 赤色灯があるか: 赤い光は暗さに慣れた目を奪いにくく、周りの釣り人への迷惑も最小限。夜釣りの現場マナーとして、あるとないとで大違いです
- 電池方式: 充電式は経済的でパワーが安定、乾電池式は現地調達が効く。充電式を選ぶなら予備バッテリーを持てる機種かまで確認します
- 防水: 波しぶきと雨の環境なので、IPX4 (生活防水・飛沫) 以上の表記を確認
- 頭につけるタイプかどうか: 帽子クリップ型やネックライト型もありますが、両手が完全に空く頭装着型が釣りの基本です。ノットを組む、イカを締める、エギを交換する。夜の作業は全部両手仕事です
筆者がZX-R730を選んだ3つの理由 #
半年前の購入時、比較して残った決め手は3つでした。
- 頭につけるタイプであること。上に書いたとおり、夜の釣りは両手仕事の連続なので、ここは譲りませんでした
- 明るさと照射範囲を細かく調整できること。ZX-R730は白色メインLEDに電球色チップLED×8と赤色LEDを組み合わせ、出力も照射の広さも段階調整できます。この調整幅なら釣り以外 (停電・災害・キャンプ) でも使い回せる、と考えました
- 評判の高さ。最後はこれが一番でした。ヘッドライト専門ブランドとしてのゼクサス (冨士灯器) の定番機で、レビューの層が厚い。命に関わる夜の装備は、実績のあるものを選びたかった
公式スペックも並べておきます。
| 項目 | ZX-R730 公式値 |
|---|---|
| 最大光量 | 約1,200ルーメン (ブースト時) / メインLED 100%で約980ルーメン |
| 赤色LED | 約15ルーメン |
| 点灯時間 | メインLED 10%で約35時間 / 100%で約6時間 |
| 電池 | 専用リチウムイオン充電池 ZR-02 (交換可) |
| 防水 / 重さ | IPX4 / 約130g (電池除く) |
面白いのは点灯時間の数字です。最大1,200ルーメンの余裕を10%に絞って使うと約35時間。つまり明るさの余裕は「まぶしさ」のためではなく、絞って長く使うためにある。一晩の釣行で電池残量に怯えなくていい設計だと読めます。
ZEXUS ZX-R730
ヘッドライト1灯で終わらせない。筆者は2灯体制 #
実運用でおすすめしたいのが、頭のヘッドライト + 手元のミニランタンの2灯体制です。筆者は夜エギングでZX-R730とクレイモアのミニランタンを併用しています。
理由はシンプルで、ヘッドライトは「見た方向」しか照らせないからです。タックルボックスを開けて両手で作業する時、頭を下げ続けるのは首が疲れるし、顔を上げるたびに光が周囲へ飛びます。足元に置けるランタンが1つあると、手元の定常光はランタン、スポットはヘッドライト、と役割が分かれて作業が一気に楽になります。
クレイモア ULTRA mini (CLC-401RD-XB)
予備バッテリーは「電池切れ保険」ではなく運用の一部 #
充電式を選んだら、予備バッテリーまでが1セットです。筆者はZR-02をもう1本持っています。夜釣りの途中で電池が切れると、単に不便なのではなく帰り道の足元すら見えなくなる。安全装備の電池切れは事故の入口なので、「切れたら交換」を前提に組んでおくのが正解です。
ZEXUS ZR-02 リチウムイオン充電池
夜釣りのライトマナー3つ #
最後に、どのライトを買っても共通のマナーを。
- 海面を直接照らさない: 特にエギングでは、イカが光に警戒するとされています。明かりは手元の作業に向けるのが基本です
- 人に光を向けない: 顔を上げる時はライトを消すか赤色に。暗さに慣れた目に白色1,000ルーメンは凶器です
- 移動時は足元へ: 堤防は針やロープが落ちています。移動時こそ点灯し、ただし光は足元に絞る
このあたりの夜の立ち回りは 夜エギングの記事 に、持ち物全体は エギングの持ち物チェックリスト にまとめています。
まとめ:選び方5軸と筆者の答え #
- 選び方は 明るさの調整幅・赤色灯・電池方式・防水・頭装着型 の5軸
- 最大ルーメンは「まぶしさ」でなく「絞って長く使う余裕」。ZX-R730は10%運用で約35時間の公式値
- 筆者の決め手は、頭につけるタイプ・調整幅の広さ (釣り以外にも使える)・評判の高さの3つ
- 実運用はヘッドライト + 手元ランタンの2灯体制、充電式なら予備バッテリーまでが1セット
- 海面を照らさない・人に向けない・移動時は足元。マナーはどの機種でも共通
使い込んだ感想 (電池の持ちの実測・雨の日の視界・冬の低温での挙動) は、この秋冬の夜釣りで確かめてから追記します。
よくある質問
釣り用ヘッドライトは何ルーメンあれば十分ですか?
ヘッドライトの赤色灯は何のためにありますか?
釣り用ヘッドライトは充電式と乾電池式のどちらが良いですか?
夜釣りでヘッドライト以外に照明は必要ですか?
夜釣りでヘッドライトを使うときのマナーはありますか?
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マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。
