エギングの持ち物は、「投げて釣る」道具だけでは半分です。イカは墨を吐き、締めて持ち帰る釣り。墨対策と締め・持ち帰りの装備まで揃って、初めて一式になります。この記事は、夜のエギングに筆者が実際に持っていく道具を、そのまま使えるチェックリストにしたものです。
リストはタップでチェックできます。不要な項目は × で消し、「+ 自分の持ち物を追加」で自分専用のリストにアレンジしてください (チェックはお使いの端末にだけ保存されます)。釣り全般の基本装備は岸釣りの持ち物チェックリストにまとめてあるので、この記事はエギングに特有の装備を中心にします。
この記事の 3 つのポイント #
- エギング特有の持ち物は「墨対策」と「締め・持ち帰り」。ジップロックやゴミ袋まで含めて一式です
- エギは 46 本持っていても、現場に持っていくのは 20 本程度。ケースの 2 層管理で迷わず絞れます
- チェックリストはタップして使えます。不要な項目を消して、自分だけの持ち物リストに育ててください
エギングの持ち物は何が必要?全体像 #
大きく 6 グループです。①タックル ②エギとケース ③タモ (ランディングネット) ④締め・持ち帰り (墨対策) ⑤夜の装備と安全・ケア ⑥運搬まわり。順に筆者の実物で紹介します。
① タックルまわりのチェックリスト #
- ロッド (筆者: 22 セフィアBB S86ML)
- リール (筆者: 18 セフィアBB C3000S。PE 0.8 号を巻いた状態で)
- リーダースプール: フロロ 2 号 (基本) + 2.5 号 (根の荒い場所・傷が出た時用)
- プライヤー (筆者: シマノの MD プライヤー。マグロ釣りと共用で、ラインカットもこれで済ませます)
- スナップ (筆者: ダイワ EGスナップ の S サイズ。カラーローテの結び直しが不要になります)
PE とリーダーの結束 (FG ノット) は家で組んでいく運用なので、現場の結束道具は最小限です。リーダーは現場で巻き直すことがあるため、2 号と 2.5 号の両方を持っていきます。タックル自体の選び方は一式の記事にまとめてあります。
② エギとケースのチェックリスト #
- エギケース (当日の号数・モデルのケースを選んで 20 本程度)
- スマホに「手持ちカラー × 下地」対応表のスクリーンショット
エギは全部で 46 本ありますが、現場に持っていくのはケース単位で絞った 20 本程度です。ケースは「エギ王 3.5」「エギ王 LIVE 3.0」のようにモデル × 号数で 1 ケース 1 ラベルにしています。この管理の詳細と、下地対応表をスマホに入れておく理由は下地の管理術の記事に書きました。
③ タモ (ランディングネット) は必要? #
足場の高い堤防でやるなら必要です。筆者はシャフト長 4.55m のセットを使っています。
- ランディングシャフト + ネット (筆者: メジャークラフト ファーストキャスト LSFC-500)
アオリイカは抜き上げられるサイズも多いですが、秋の数釣りでも良型が混ざりますし、春の親イカなら必須装備です。筆者はアオリイカ用に購入し、5 月の三崎港ではマルイカの取り込みで実戦投入しました。シャフト長 4.55m あれば、足場の高い堤防でも海面に届きます。
④ 墨対策と締め・持ち帰りのチェックリスト #
ここがエギング特有の装備です。イカは釣った後も墨を吐くので、「釣る前提」ではなく「釣れて墨まみれになる前提」で用意します。
- イカ締めピック
- 墨袋キャッチャー (フォーセップ型。180mm と 140mm の大小 2 本をイカのサイズで使い分け)
- 厚手のジップロック (複数枚)
- 厚手のビニール袋・ゴミ袋 (墨袋と内臓の処理用)
- クーラーボックス (筆者: 17L)
- タオル
- ウェットティッシュ (墨で汚れた手や道具を拭く用)
- 水汲みバケツ (筆者は同行者と共用。墨を流す + 手洗いに)
- 計測スケール (筆者: オルルド釣具 ハカルドB。重さと長さをこれ 1 つで)
- 万能ハサミ (筆者: シマノ CT-524P。その場で捌く時用)
- フィッシュグリップ (外道の魚用)
締めの手順 (脳と神経の位置・墨袋の抜き方) は締め方の記事に図解でまとめてあります。ジップロックは複数枚持っていくと、イカ・墨袋と内臓・小物の分別に使えて便利です。
水汲みバケツは、筆者自身はいつも友達が持ってくるものを借りていて自分では持っていません。ただ、これは「あった方が良い」装備です。釣り上げたイカが堤防に墨を吐いたら、水で流して釣り場を綺麗に保つ。手も洗えます。墨跡を残さないのは、その釣り場を長く使うためのマナーでもあります。
計測スケール (デジタル吊りはかり) は、あって損のないアイテムです。釣った魚がどのくらいの重さなのか、アングラーはとても気になる生き物だからです。筆者のハカルドB は吊り下げ式で最大 50kg まで量れて、1m のメジャー付きなので重さと長さをこれ 1 つで記録できます。数値が安定するとロックされて後から読め、バックライト付きで夜でも使えます。釣果を数字で残せば、思い出にも次の目標にもなります。感覚的な「大きい・重い」ではなく実測の数値で記録を残すことで、自己記録の更新も正確に把握できます。
万能ハサミとフィッシュグリップは「念のため」枠です。ハサミ (シマノの万能ハサミ CT-524P) は釣ってすぐ捌きたい場面や、同行者が魚を釣った時の内臓出し用で、イカだけなら必須ではありません。フィッシュグリップも同行者がイカ以外を狙う時のための道具です。正直な話をすると、筆者のグリップ (リアルメソッド製) は数回目の使用で先端を開くプラスチック部品が割れました。接着剤で固定してからは壊れていませんが、作りには価格なりの部分があります。なお、グリップには魚体を挟むタイプと口を掴むボガ型があり、ここは好みが分かれます。筆者のように部品の破損が気になる人は、構造がシンプルな挟む型か、金属ボディのボガ型を選ぶと安心です。
⑤ 夜の装備と安全・ケアのチェックリスト #
- ヘッドライト (筆者: ゼクサス ZX-R730)
- 手元用ミニランタン (筆者: クレイモア ULTRA mini)
- ヘッドライトの予備電池 (筆者: ゼクサス ZR-02 リチウムイオン充電池)
- ライフジャケット (毎回必須)
- 帽子 (怪我防止に毎回)
- 虫除けスプレー (夏〜秋の夜は必須)
- 偏光サングラス (デイゲーム用)
- 絆創膏・消毒液
- 日焼け止め
夜のエギングでは、ノット確認・エギ交換・締め作業のすべてに明かりが要ります。筆者は頭のヘッドライトと、手元にちょっと光が欲しい時のミニランタンの 2 灯体制です。なお、海面を直接照らすとイカが警戒するとされているので、明かりは手元の作業に向けるのが無難です。そしてライフジャケットは毎回必須です。夜の堤防は足元が見えにくく、単独釣行なら落水 = 命に関わります。
⑥ 運搬の現実: 全部持つと両手がふさがる #
正直に書くと、ここが筆者の現在の課題です。クーラーボックス、タックルボックス、ロッド、タモ、イス。全部持つと両手がふさがり、釣り座までの移動が大変すぎます。
- タックルボックス (筆者: メイホウ バケットマウス BM-5000。マグロ釣りと共用)
- イス
- 飲み物・軽食・おやつ (夜通しの釣行に)
筆者は現在、マグロ釣りと同じメイホウのバケットマウス BM-5000 をエギングにも使っています。ただ、クーラーとボックスを両手に提げ、ロッドとタモとイスを抱えて歩く移動は正直つらい。エギングは歩いてポイントを探る場面も多い釣りなので、タックルボックスを機能性のあるリュックに置き換えることを検討中です。買い替えたら、このリストを更新して使用感も追記します。
まとめ: 持ち物リストは「自分専用」に育てる #
- エギング特有の装備は墨対策と締め・持ち帰り。ジップロックとゴミ袋を忘れると、釣れた日ほど困ります
- エギはケース単位で絞って 20 本程度。全部は持っていきません
- タモは足場次第で必須。4.55m あれば大抵の堤防に届きます
- 荷物の両手持ち問題は筆者も未解決。タックルボックスのリュック化を検討中です (結果は追記します)
- このチェックリストは不要項目を消して自分専用にアレンジできます。釣行のたびに更新して、忘れ物ゼロの自分リストに育ててください
よくある質問
エギングの持ち物で最低限必要なものは何ですか?
エギングに墨対策は必要ですか?
エギングにタモ(ランディングネット)は必要ですか?
エギは何本くらい持っていけばいいですか?
釣ったイカの持ち帰りには何が必要ですか?
about the author
マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。



