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入門ガイドエギング··読了 9分

エギングのラインは何号?PEとリーダーの選び方の基準

まつぼっくり
監修・執筆
まつぼっくり
マグロキャスティング 2018-
エギングのラインは何号?PEとリーダーの選び方の基準

エギングのラインは、PE 0.8 号にフロロカーボンリーダー 2 号前後が基準です。筆者もこの組み合わせ (XBRAID アップグレード X8 0.8 号 + バリバス アバニ エギング プレミアム 2 号) で、12 月の三崎港も 5 月の春イカも釣ってきました。

ただ「何号を買うか」はスタート地点にすぎません。この記事では号数の理由から、リーダー 2 号と 2.5 号の使い分け、FG ノットの運用、そして高切れでチャンスを逃さないためのライン管理ルール (筆者は毎釣行後に先端 5m カット) まで、実践ベースで解説します。楽天の売れ筋ランキング (2026 年 8 月時点) で見えた「実際に売れているライン」の実勢にも正直に触れます。

この記事の 3 つのポイント #

  • 基準は PE 0.8 号 + フロロリーダー 2 号前後。リーダーは傷やザラザラを感じたら 2.5 号へ、が筆者の使い分けです
  • 売れ筋の実勢は格安大容量 PE。それでも筆者は定番品 150m + 毎釣行後に先端 5m カット + 10 釣行で巻き替えの管理運用を選んでいます
  • PE とリーダーの接続は FG ノットを家で組んでいくのが筆者流。現場作業は最小限にします

エギングのラインは何号が基準? #

メインラインは PE 0.8 号、リーダーはフロロカーボン 2 号前後を 1m。これが最初の 1 セットの基準です。

筆者の実物構成はこうです。

  • PE: XBRAID アップグレード X8 0.8 号 (150m・16lb)
  • リーダー: バリバス アバニ エギング プレミアム フロロカーボン 2 号 (10lb) を約 1m

結論から言うと、最初の 1 巻きは 0.8 号。そして「0.8 号で 1 シーズン釣って、ライン管理が習慣になった人」の次の一手が 0.6 号です。 自分がどちらか、次の分岐で判断してください。

  • エギングを始める・1 年目 → 0.8 号。高切れと結束のストレスを抱えずに基本動作を覚えられ、釣果も十分出ます。筆者は 0.8 号のまま 12 月の三崎港も 5 月の春イカも釣りました
  • 0.8 号に不満はないが、フォールの質と着底感度をもう一段上げたい → 0.6 号。ただし細さは後述のライン管理 (毎釣行の先端カット・点検) とセットです。管理が習慣になる前に細くすると、高切れのリスクだけを買うことになります
  • 根の荒い場所がメイン・春の良型狙い・高切れがとにかく不安 → 1.0 号。強度の保険を優先する選択です

細さが感度に効く理由は、伸びではなく「たるみ」です。PE はどの号数でも伸びはほぼゼロですが、ラインは水中で潮を受けて弓なりに膨らみます。細いほどこの膨らみが減ってエギと手元が直線に近づくので、着底の「フッ」という抜けやアタリが明確になります。同じ理屈で、太いラインが潮に引っ張られるとエギのフォール姿勢は崩れます。細いラインはエギ本来の設計通りのフォールに近づく、ということです。

筆者はこれまで 0.8 号で通してきましたが、この秋は 0.6 号 + リーダー 2 号に挑戦します。狙いはまさに上の理屈で、潮切れによるフォールの自然さと着底感度の向上です。結果 (体感差・トラブルの有無) は、シーズン中にこの記事へ追記します。

なぜナイロンではなく PE ラインなのか #

伸びがほとんどなく、同じ強度なら圧倒的に細くできるからです。エギングの動作は PE の特性そのものに依存しています。

エギングは「しゃくり」でエギを跳ね上げ、フォールで抱かせる釣りです。伸びの大きいナイロンでは、しゃくりの力がエギに届くまでにラインが吸収してしまい、キレのあるダートが出せません。イカがエギに触る繊細なアタリも、伸びない PE だから手元に届きます。デメリット (擦れに弱い・結束が難しい) は、リーダーと FG ノットで補う。これがエギングのラインシステムの設計思想です。

PE ラインは何を選ぶ? #

8 本編みの 150m 巻きが筆者のおすすめです。長さは 150m で十分足ります。

  • 編み数: 主流は 4 本編みと 8 本編み。編み数が多いほど表面が滑らかで飛距離が伸び、価格も上がります。筆者は飛距離を優先して 8 本編みしか使ったことがありません (4 本編みは未経験なので比較は語れません)。なお楽天のランキングにはバリバスのエギング用 9 本撚りも入っており、多本数化は進んでいるようです
  • 長さ: 150m で十分です。理由は後述のライン管理とセットで、筆者は毎釣行後に先端を 5m ほどカットするので、150m 巻きなら 10 釣行ほどで残り 100m を切り、ちょうど巻き替え時期になります
  • : 夜釣りや風の日にラインの行方が見える、視認性の高いカラーが扱いやすいです
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XBRAID アップグレード X8 0.8号
XBRAID

XBRAID アップグレード X8 0.8号

同じ号数でワンランク上の強さを狙える、YGKのスタンダード8本編みPE。高密度な編みと表面加工で直線強力と耐摩耗を両立し、細さで飛距離と感度を稼ぐエギングの0.8号運用と好相性です。筆者も三崎港のエギングでセフィアBBに巻いて使い続けています。

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XBRAID アップグレード X8 0.6号
XBRAID(よつあみ)

XBRAID アップグレード X8 0.6号

筆者がメインで使う 0.8 号と同じ、アップグレード X8 の細番手です。銘柄を揃えれば太さの違いだけを純粋に体感できるため、今秋の 0.6 号挑戦用に選びました。狙いは潮受けのたるみが減ることによる着底感度とフォールの自然さの向上。実釣の結果は記事に追記予定です。

楽天・Yahoo で売れているラインの実勢 (2026 年 8 月時点) #

売れ筋ランキングの上位は、実は無名メーカーの格安大容量 PE がほぼ独占しています。これは楽天と Yahoo!ショッピングで共通の実勢です。

楽天の週間ランキングを「エギング ライン」で集計すると、上位は 1,000m 巻き 2,770 円、500m 巻き 2,480 円といった格安 PE が並び、レビュー数百件クラスの人気です。Yahoo!ショッピングの PE ラインランキングも 1〜2 位は数百円の格安 PE で、構図は同じ。ブランド勢の筆頭はどちらのモールでもクレハのシーガー PEX8 (1,600〜1,800 円前後) で、バリバスのエギング専用 PE やシマノ・ダイワの専用ラインは中位です。つまり「安いラインがたくさん売れている」のが両モール共通の実勢です。

それでも筆者は定番品を選んでいます。理由はシンプルで、ラインは唯一、自分とイカをつなぐ道具だからです。目に見えない劣化による高切れで、せっかくのヒットを逃すことだけは避けたい。150m の定番品を計画的に使い切る管理運用 (後述) なら、コストは月数百円の差です。格安大容量で頻繁に巻き替える思想も合理的ですが、筆者は「良い糸を管理して使い切る」側を選んでいます。

リーダーは何号を何 m 付ける? #

フロロカーボン 2 号を約 1m が基本。筆者は 8 割の釣行を 2 号で通し、根の荒い場所では 2.5 号に上げます。

使い分けの判断基準はこうです。

状況号数判断のサイン
基本 (砂地・障害物少なめ)2 号 (10lb)迷ったらこちら。飛距離とフォールの自然さ優先
回収したリーダーに傷・ザラザラ感2.5 号 (12lb) に巻き直し海底に障害物がある証拠。次のキャストから上げる
根が荒いと分かっている既知のポイント最初から 2.5 号過去の釣行で状況が分かっているなら先手を打つ

強度の考え方も書いておきます。PE 0.8 号 (16lb) + リーダー 2 号 (10lb) のシステムなら、ドラグを正しく設定すれば胴長 40cm・3kg 級のモンスターでも理屈の上では獲れる強度です。つまり 2 号 → 2.5 号の使い分けは「イカの引きへの備え」ではなく「根ズレへの備え」。この整理ができると号数選びに迷わなくなります。

逆に「全部 2.5 号にすれば安心では?」と思うかもしれませんが、そうしない理由があります。リーダーはエギに直結する 1m なので、太さによる潮受けや張りの影響が、エギのフォール姿勢に最も出やすい場所だからです。直径差は 2 号の 0.235mm に対して 2.5 号が 0.260mm とわずかですが、フォールの自然さを最優先するなら細いに越したことはありません。基本は 2 号、太くするのは根ズレの損失が代償を上回る時だけ、という順番はここから来ています。

素材がフロロカーボン一択なのは、擦れに強く、適度に沈む比重がエギのフォールを邪魔しないからです。長さ 1m は、結束部をガイドに巻き込みすぎず、現地で数回結び直しても足りる実用値です。

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バリバス アバニ エギング プレミアム フロロカーボン 2号
バリバス

バリバス アバニ エギング プレミアム フロロカーボン 2号

分子の密接度を高めたVSPフロロで、同じ号数でもワンランク上の直線強度と結節強度を持つエギング専用リーダー。底を取る釣りで避けられない根ズレに強く、適度な比重がエギのフォールを自然に支えます。筆者も三崎港のエギングでPE0.8号に2号を結んで使い続けています。

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バリバス アバニ エギング プレミアム フロロカーボン 2.5号
バリバス

バリバス アバニ エギング プレミアム フロロカーボン 2.5号

分子の密接度を高めたVSPフロロで、同じ号数でもワンランク上の直線強度と結節強度を持つエギング専用リーダー。2.5号は根の荒いポイントや、回収したリーダーに傷・ザラザラ感が出た時の格上げ用として、2号と使い分けるのが筆者の運用です。

PE とリーダーの結び方は? #

FG ノットが定石です。筆者は家で組んでいきます。

PE とリーダーの結束は、細くて強い FG ノットがエギングの標準です。ガイド抜けが良く、キャストを繰り返しても緩みにくい。習得には練習が要りますが、一度覚えれば一生ものです。

筆者流の運用は「家で組んでいく」。現場は風もあれば夜もあり、わざわざ家でできることを現場でやる必要はない、という考えです。釣行中に高切れしたら現場で組み直しますが、それは例外扱い。出発前の 5 分で組んでおけば、釣り場では釣りに集中できます。

ライントラブルと交換時期 #

一番怖いのは「気づかない劣化」です。筆者のルールは、毎釣行後に先端 5m カット、10 釣行または 1 年で巻き替えです。

まず実際にやらかした話から。風が強い日に、穂先へのライン絡みに気づかないままキャストして、ロッドの穂先を折ったことがあります。強風時はキャスト前にワンテンポ置いて穂先を目視する。これだけで防げた事故でした。根掛かりでお気に入りのエギを失うのも、ラインシステムを見直すきっかけになります。

日常の管理ルールは 3 つです。

  1. 毎釣行後、先端の PE を 5m ほどカット する。先端は摩耗が集中する場所で、見た目に分からない劣化が高切れの原因になります
  2. 150m 巻きが残り 100m を切ったら巻き替え (筆者のペースで 10 釣行前後、期間なら 1 年が目安)。巻き替え用の予備 PE (筆者は同じ XBRAID のジグマン ウルトラ X8 0.8 号をストック) を家に置いておくのもコツです。予備があると「まだ使えるかも」と巻き替えを先送りしなくなります
  3. リーダーは釣行ごとに指でなぞって点検。ザラつきがあれば結び直すか号数を上げる

「逃した魚は大きい」と言いますが、メンテナンス不足の高切れでヒットを逃すのは、運ではなくただの準備不足です。ラインは一式の中で最も安く、最も釣果に直結する投資だと思っています。

まとめ: ラインシステムの答え #

  • PE 0.8 号 + フロロリーダー 2 号 × 1m が基準。迷ったらこれ
  • リーダーは 8 割が 2 号、傷・ザラザラ・既知の根場は 2.5 号。使い分けの軸は根ズレ対策
  • PE は 8 本編み 150m。毎釣行後に先端 5m カット → 100m を切ったら巻き替え
  • 結束は FG ノットを家で。現場作業は最小限に
  • 売れ筋は格安大容量 PE だが、筆者は「良い糸を管理して使い切る」運用を選ぶ

タックル全体の予算感はエギングタックル一式の記事に、開幕前の準備は秋イカ準備編にまとめてあります。ラインの管理さえできていれば、あとは時期を合わせて釣り場に立つだけです。

frequently asked

よくある質問

エギングのPEラインは何号がいいですか?
0.8号が基準です。飛距離・感度と強度のバランスが取れており、初心者から長く使えます。細い0.6号はたるみが減って着底感度とフォールの自然さがさらに増す選択肢で、筆者もこの秋から挑戦します。太い1.0号は高切れが不安な人向けです。
エギングのリーダーは何号を何メートル付けますか?
フロロカーボン2号を約1mが基本です。筆者は8割の釣行を2号で通し、回収したリーダーに傷やザラザラ感があった時や、根が荒いと分かっているポイントでは2.5号に上げます。使い分けの軸はイカの引きではなく根ズレ対策です。
PEとリーダーの結び方は何がいいですか?
FGノットが定石です。細くて強くガイド抜けが良いためエギングの標準結束になっています。筆者は風や暗さのある現場ではなく家で組んでいく運用で、釣行中に切れた時だけ現場で組み直しています。
エギングのラインはいつ交換しますか?
筆者のルールは、毎釣行後に先端のPEを5mほどカットし、150m巻きが残り100mを切ったら巻き替えです。ペースにして10釣行前後、期間なら1年が目安です。見た目で分からない先端の劣化が高切れの主因になるため、定期カットで先手を打ちます。
安いPEラインでも大丈夫ですか?
売れ筋ランキングの上位は格安大容量PEが占めており、頻繁に巻き替える運用なら選択肢になります。ただしラインは自分とイカをつなぐ唯一の道具なので、筆者は定番品150mを計画的に使い切る管理運用を選んでいます。コスト差は月数百円です。
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about the author

まつぼっくり
まつぼっくり
釣りライター / 釣りちゃん運営者

マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。

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