「秋イカはいつから釣れるのか」— 今まさに検索が急増している問いに、先に答えます。開幕は 9 月上旬、終わりは 11 月末が目安。数とサイズのバランスが取りやすいのは一般に 10 月です。
ただ、この一行だけでは釣行計画は立ちません。9 月と 11 月ではイカのサイズも釣り方も別物ですし、同じ日でも時間帯で釣りの組み立てが変わります。この記事では月別の変化と時間帯戦略を整理し、最後に「いつまで釣れるのか」へ筆者の 12 月実釣データで答えます。
秋イカはいつからいつまで釣れる? #
9 月上旬から 11 月末までが目安です。夏に生まれたアオリイカの新子 (その年生まれの若いイカ) が 9 月にエギを抱けるサイズに育ち、水温が下がる 11 月末ごろまで釣れ続きます。
秋イカのカレンダーの正体は「新子の成長」です。生まれたばかりの小さなイカが週ごとに育っていくので、月が進むほどサイズが上がり、数は絞られていきます。成長のスタート地点は水温で決まるため、開幕・終幕は地域と年によって数週間前後します。9 月上旬は「様子見しつつ竿を出す」くらいの構えが現実的です。
月別カレンダー: 9 月・10 月・11 月でこう変わる #
| 月 | イカの状態 | エギ号数 | 戦い方 |
|---|---|---|---|
| 9 月 | 新子の数釣り開幕。群れで行動し好奇心旺盛 | 2.5〜3 号 | 数釣り。日中のサイトも成立、テンポ良く探る |
| 10 月 | ひと回り成長し、数とサイズが両立 | 3 号中心 | 一般にベスト月。まずめ集中 + 回遊待ち |
| 11 月 | 良型混じり。個体数は減り、水温低下で渋め | 3〜3.5 号 | 底・深場をスローに。1 杯の価値が上がる |
エギを月とともに大きくしていく進行は、エギ最大手ヤマシタの案内でも一貫している基準です (手持ちの揃え方は秋イカの準備編にまとめてあります)。9 月の新子は小さな個体も掛かるので、胴 10cm 未満のリリース推奨など資源への配慮も準備のうちです。
一番釣れる時間帯は? #
軸は朝夕のまずめです。ただし秋は日中のサイトエギングが成立し、夜は常夜灯まわりが定番 — 時間帯ごとに違う釣りができるのが秋の面白さです。
- 朝まずめ・夕まずめ: イカの捕食スイッチが入りやすい定石の時間帯。短時間釣行ならまずここに合わせます
- 日中: 秋ならではの選択肢。新子は浅場に見えていることが多く、偏光グラスで探して狙うサイトエギングが成立します。エギへの反応が目で見えるので、初心者が上達するのにも最適です
- 夜: 常夜灯の明かりに集まる小魚とイカを狙う定番パターン。暗い時間帯は発光系 (グロー) の下地が軸になります
筆者の実例をひとつ。12 月の三崎港ナイトエギングでは、ヒットは 18 時ごろ — 日没 (16 時半) から 1 時間半後、常夜灯の明かりがはっきり効いてくる時間帯でした。しかもヒットの約 10 分後に隣の友人にも連続ヒット。時合いは短く集中して訪れるので、「反応が出た時間帯を集中して打つ」のが夜の基本です。
いつまで釣れる?終わりの見極め #
目安は 11 月末。ただし海次第で、関東では 12 月でも終わっていません。筆者は 12 月中旬の三崎港で実際にアオリイカを釣っています。
2025 年 12 月 13 日、三崎港での夜エギング。3 人・約 5 時間で 2 杯という結果でした。ヒットはどちらも底付近 (底から 1〜2m のレンジ)、私の 1 杯はグロー系カラーの底狙いです。正直に言えば数が出る時期ではありません。それでも「12 月の三崎港でもアオリイカは出る」ことは実釣で確かめられました。詳細は12 月の三崎港釣行記に記録しています。
シーズン終盤の組み立ては「底・スロー・夜」に寄せるのが筆者の結論です。水温が下がるほどイカは深場に落ち、動きが鈍くなります。秋の数釣りの延長ではなく、1 杯を丁寧に獲る釣りに切り替われば、カレンダーの上では「終わった」時期でもチャンスは残っています。
地域でどれくらいズレる? #
開幕と終幕は水温で決まるため、北の地域ほど早く始まり早く終わり、南の地域ほど長く釣れる方向にズレます。同じ関東でも年によって数週間の差が出るので、確実なのは現地の情報です。釣具店の釣果ボードや釣果サイトで「今年の新子のサイズ」を確かめれば、カレンダーを自分の地域に補正できます。
今から準備するなら #
9 月の開幕までにやることは秋イカエギングの始め方 (準備編)にチェックリストでまとめてあります。ライン・エギの補充から場所の規制確認まで、この 8 月中に済ませておけば開幕日に竿を出せます。
そして釣れた後の準備もお忘れなく。せっかくの 1 杯を最高の状態で持ち帰るためのアオリイカの締め方 (急所の図解付き)も公開しています。
まとめ: 秋イカカレンダーの要点 #
- シーズンは 9 月上旬〜11 月末。カレンダーの正体は新子の成長で、開幕・終幕は水温次第で前後する
- 9 月 = 数釣り (2.5〜3 号) → 10 月 = 数とサイズの両立 (3 号) → 11 月 = 良型を底でスローに (3〜3.5 号)
- 時間帯の軸は朝夕まずめ。秋は日中サイトも成立、夜は常夜灯 + グロー
- 12 月でも終わっていない — 筆者は 12 月中旬の三崎港で 2 杯確認。終盤は「底・スロー・夜」へ
- 地域差は現地の釣果情報で補正する
今年の秋イカは、開幕から終盤までカレンダーを味方に付けて釣りましょう。
よくある質問
秋イカが一番釣れる月はいつですか?
秋イカは何時ごろ釣れやすいですか?
秋イカは12月でも釣れますか?
秋イカのエギは何号を使いますか?
秋イカの時期は地域でどれくらいズレますか?
about the author
マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。



