船釣り編に続く、堤防・おかっぱり版の持ち物リストです。エギングやちょい投げに誘った初心者の友人へ、毎回送っている内容をそのまま記事にしました。堤防釣りに誘われた方はこれを読めば準備完了。誘う側の方は、このページを共有して使ってください。スマホに保存できる画像版と、季節の変わり目・夏・冬・夜の季節別、サビキ・ちょい投げ・エギングの釣り方別の追加装備も付けました。これまで 5〜6 人に送ってきたリストで、後半には 5 月の釣行で同行者と筆者が実際にやらかした忘れ物 2 件を載せました。船に乗る日は船釣り編をどうぞ。
堤防釣りの持ち物チェックリスト(一覧) #
まずは一覧、理由は後半で説明します。 スマホに保存して使える画像版はこちら (画像を長押しで保存できます)。

必須:
- 汚れてもいい動きやすい服装(+薄手の羽織り・着替え・タオル)
- ライフジャケット(堤防でも着用。安全第一)
- スニーカー or 長靴(サンダル不可。理由は後述)
- 偏光サングラス
- 帽子
- 日焼け止め(ウォータープルーフ)・夏は UV カットのコンプレッションインナー
- ヘッドライト(夕方以降にやるなら必須+予備電池)
- クーラーボックス
- 氷
- 飲み物は気持ち多めに(水・お茶・スポーツドリンク)
- ビニール袋(濡れ物・ゴミの持ち帰り用に数枚)
- レインウェア(少しでも雨の可能性があれば)
あると快適:
- 折りたたみ椅子
- 日傘などの陽よけ
- 虫除け(夏の夜、気になる方は)
- 水汲みバケツ
- タモ網(足場の高い堤防で)
- 経口補水液・塩分チャージタブレット・おやつ
- ジップロック(貴重品の濡れ対策)
- 絆創膏・消毒液
- スマホのネックストラップ・防水ケース
服装:汚れてもいい、が基本 #
堤防は座る・しゃがむ・寄りかかるの連続なので、汚れてもいい動きやすい服装で来てください。
夏の筆者は、UV カットのコンプレッションインナーに T シャツ・ハーフパンツの組み合わせです。そして海辺は街より体感の変化が大きいので、薄手の羽織りを一枚。暑ければ脱げますが、寒いと対処のしようがありません。帰り用の着替えとタオル、濡れ物を入れるビニール袋もセットで。
ライフジャケットは堤防でも着用 #
筆者は堤防でもライフジャケットを着けています。安全第一です。
「堤防だから大丈夫」と思われがちですが、落水事故は堤防でも起きます。船釣りもする方なら 1 着持っておけば両方で使えるので、腰巻きタイプなどの負担の少ないものから検討してみてください。 筆者が堤防で着けているのは腰巻きタイプのブルーストーム BSJ-5920RS で、2020 年から使っています。レインウェアはワークマンのものです。
足元:サンダル禁止。堤防には針が落ちている #
堤防にはちぎれた仕掛けや針が落ちていることがあります。露出の多いサンダルより、スニーカーや長靴が安全です。
筆者は普段はスニーカーか KEEN のマリンシューズです。踏み抜きから足を守れる靴がおすすめ。夜は特に足元が見えないので、この 1 点だけでも初心者の方に必ず伝えています。
サングラスと帽子:日差しだけが理由ではない #
偏光サングラスと帽子は必須です。日焼け対策のためだけではなく、周りの方の針が飛んできたとき、目や頭に直接刺さるのを防いでくれます。
混み合う堤防では、隣のキャストの仕掛けが風で流れてくることが現実にあります。目は取り返しがつきません。日差しの弱い日や夜でも、帽子だけはかぶっておくことをおすすめします。偏光レンズは海面のギラつきを抑えて水中も見やすくなるので、釣りの実利もあります。
ヘッドライト:常夜灯を離れると真っ暗 #
夕方以降にやるなら、ヘッドライトは必須です。あわせて予備電池があると安心です。
常夜灯のある釣り場は明るく感じますが、明るいのは灯りの周りだけで、そこを離れると本当に真っ暗です(三崎港の夜で毎回実感しています)。移動・仕掛け交換・帰り道のすべてで使うので、電池切れは想像以上に困ります。日没をまたぐ予定なら予備電池をポケットに。
日差し対策:堤防に日陰はない #
日焼け止めはウォータープルーフを。夏は UV カットのコンプレッションインナー、そして日傘などの陽よけがあると快適さが段違いです。
日陰のない堤防も多く、夏の日中は逃げ場がありません。「大丈夫」と言っていた人が翌日から数日苦しむのは、船でも堤防でも同じです。
クーラーボックスと飲み物 #
クーラーボックスは飲食物を冷やす用と、釣れた魚を持ち帰る用。氷は持参が基本です。
飲み物は水・お茶・スポーツドリンクを気持ち多めに。夏場は経口補水液や塩分チャージタブレット、小腹用のおやつもあると安心です。このあたりは船釣りと同じ考え方です。
座っても大丈夫なクーラーボックスもあります
堤防ならではの小物 #
足場の良い堤防は、船と違って「快適装備」を持ち込めるのが強みです。
- 折りたたみ椅子: 待ちの時間が長い釣りでは体力の消耗が全然違います。足場の良い堤防なら、迷わず持って行きたい 1 脚です
- 竿受け(ロッドホルダー): 仕掛けの交換や食事のとき、ロッドを地面に直置きするとリールが傷つき、砂を噛む原因にもなります。サビキやちょい投げの「置き竿」にも必須。三脚型なら柵のない堤防でも使えます
- キャリーワゴン: 駐車場から釣り座まで、堤防は意外と歩きます。クーラー・バケツ・椅子・ロッドを 1 往復で運べると、釣りを始める前に消耗しません。荷物の多いファミリーには特におすすめです(車への積み込みは車収納術の記事もどうぞ)
- 水汲みバケツ: 手洗いや釣り座の汚れを流すのに。堤防では何かと出番があります
- タモ網: 足場の高い堤防では、思わぬ良型を抜き上げられないことがあります
- 虫除け: 夏の夜、虫が気になる方はあると快適です
ちなみに椅子とキャリーワゴンは、釣り専用の道具ではありません。キャンプ、運動会、公園遊びにそのまま回せるので、「釣りのために買う」というより「家の道具が 1 つ増える」感覚で揃えて損がないものです。
レインウェア:車に逃げられるとは限らない #
少しでも雨の可能性があれば持って行ってください。
船と違って堤防は車に逃げ込めるのが利点ですが、釣り座と駐車場が離れている場所も多く、戻るまでにずぶ濡れになります。判断は船釣りと同じ、「降ってから考える」は通用しない前提で。
レインウェアはワークマンを利用されている方は多いです。私もワークマンのレインウェアも使っていて、安く長持ちするので気に入っています。
5 月に 2 回やらかした:季節の変わり目は昼と夜で装備が変わる #
一覧に「薄手の羽織り」と「日焼け止め」を入れ、送るたびに日焼け対策と飲み物・食べ物を念押しする理由は、どちらも 5 月の失敗です。
1 件目は同行者の防寒着忘れ (5 月後半)。その日の昼は気温が高かったのですが、夕方から風が出て気温がぐっと下がりました。防寒着を持ってこなかった友人は寒さに耐えきれず体調を崩し、後半は車の中で休んでいました。昼の暖かさで判断すると、夜に詰みます。
2 件目は筆者の日焼け止め忘れ (5 月前半)。日焼け対策を何もせず、T シャツで朝から昼過ぎまで釣りをして、腕がガッツリ焼けました。痛みは数日続きました。5 月の日差しは夏と同じ扱いでいい、と身をもって知った日です。

どの月が危ないのかを、三崎港に一番近い気象官署である横浜の平年値 (気象庁、1991〜2020 年) で確かめました。日最高気温と日最低気温の月平均です。
4 月
- 日最高の平均
- 18.9℃
- 日最低の平均
- 10.7℃
- 昼と夜の装備
- 最初から羽織りを持つ月
5 月
- 日最高の平均
- 23.1℃
- 日最低の平均
- 15.5℃
- 昼と夜の装備
- 昼は夏の装備で足り、夜は羽織りが要る
6 月
- 日最高の平均
- 25.5℃
- 日最低の平均
- 19.1℃
- 昼と夜の装備
- 夜も暖かい
9 月
- 日最高の平均
- 27.3℃
- 日最低の平均
- 21.0℃
- 昼と夜の装備
- 夜も暖かい (月末は 10 月に近づく)
10 月
- 日最高の平均
- 22.0℃
- 日最低の平均
- 15.7℃
- 昼と夜の装備
- 昼は夏の装備で足り、夜は羽織りが要る
11 月
- 日最高の平均
- 17.1℃
- 日最低の平均
- 10.1℃
- 昼と夜の装備
- 最初から羽織りを持つ月
| 月 | 日最高の平均 | 日最低の平均 | 昼と夜の装備 |
|---|---|---|---|
| 4 月 | 18.9℃ | 10.7℃ | 最初から羽織りを持つ月 |
| 5 月 | 23.1℃ | 15.5℃ | 昼は夏の装備で足り、夜は羽織りが要る |
| 6 月 | 25.5℃ | 19.1℃ | 夜も暖かい |
| 9 月 | 27.3℃ | 21.0℃ | 夜も暖かい (月末は 10 月に近づく) |
| 10 月 | 22.0℃ | 15.7℃ | 昼は夏の装備で足り、夜は羽織りが要る |
| 11 月 | 17.1℃ | 10.1℃ | 最初から羽織りを持つ月 |
昼と夜の差そのものは年間を通して 6〜8℃ で、特別に大きい月はありません。危ないのは差の大きさではなく、昼は半袖で足りるのに夜は羽織りが要る、という組み合わせで、平年値ではそれが 5 月と 10 月です。夏は夜も暖かく、冬は昼も寒いので、装備を間違えにくい。海辺は風が出ると体感がさらに下がるので、友人の日のように夕方から風が吹くと、平年値より早く冷えます。
筆者の整理はこうです。日焼け止めは夏の持ち物ではなく 5 月からの持ち物、羽織りは「夏以外」の持ち物。 季節の変わり目 (5 月と、9 月末から 10 月) は、昼の装備と夜の装備を両方持って行ってください。
季節別の追加チェック(変わり目・夏・冬・夜) #
基本の一覧に、季節と時間帯でこれを足してください。
- 季節の変わり目(5 月・9 月末〜10 月): 昼は日焼け止めと帽子、夕方からは羽織りか防寒着。1 日の中に夏と冬の装備が要ります。上の 2 件はどちらも 5 月でした
- 夏(6〜9 月): 日焼け止め・UV カットのインナー・陽よけの三点セットに、経口補水液か塩分タブレット。飲み物は「多め」を「かなり多め」に。日陰のない堤防の日中は、釣りより暑さ対策が主役になります
- 冬(12〜2 月): 防寒着の重ね着に、指先の出る手袋・ネックウォーマー・カイロ。海辺の風は街より体感が数度低く、夜は足元から冷えるので厚手の靴下も。筆者が12 月の三崎港に通った時期です
- 夜(通年): ヘッドライト+予備電池は必須枠へ格上げ。足元が見えないので、靴は昼以上に「覆う靴」で。虫除けは夏の夜だけ
- 雨・強風: レインウェアに加えて、濡れた手で操作する前提でスマホの防水ケース。風で仕掛けが流れやすい日ほど、サングラスと帽子の出番です
釣り方別の追加装備(サビキ・ちょい投げ・エギング) #
一覧は「共通の持ち物」なので、やる釣りに合わせてこれを足します。
- サビキ釣り: サビキ仕掛け・コマセ(アミエビ)・コマセカゴ・水汲みバケツ・魚つかみ(トゲのある魚を素手で触らない)。初心者の同行に一番向く釣りです
- ちょい投げ: 天秤とオモリ・投げ釣り用の仕掛け・エサ(青イソメなど)とエサ箱・竿受け。置き竿の時間が長いので椅子があると快適
- エギング: エギ数本(秋は 2.5〜3 号)・エギケース・締めピック・墨対策のウェットティッシュ。専用の 31 項目リストはエギングの持ち物チェックリストに、タックル一式の揃え方はエギングタックルの記事にまとめています
- ルアー全般: ルアーケース・プライヤー・フィッシュグリップ。針を外すとき素手で魚を持たないための道具です
堤防のマナーと、行く前に確認すること #
持ち物と同じくらい大事なのが「その堤防で釣りをして良いか」です。
- 立入禁止・釣り禁止の表示は必ず守る。港によっては釣りができる区画や時間が決まっています。筆者も小田原漁港で規制と駐車場を実際に確認してから釣り座を決めました
- 駐車は指定場所に。路上駐車が原因で釣り禁止になった堤防は少なくありません
- ゴミと仕掛けは持ち帰る(ビニール袋を数枚持つ理由)。落ちている針を踏まないための注意が、次に来る人のためにもなります
- 隣との間隔は、お互いのキャストが届かない距離を目安に。混んでいる日ほどサングラスと帽子が効きます
まとめ:このページを共有してください #
- 必須は、汚れてもいい服装・ライフジャケット・スニーカーか長靴・偏光サングラス・帽子・クーラーボックス
- サンダル禁止(落ちている針)、サングラスと帽子は飛んでくる針からも守ってくれる
- 夕方以降はヘッドライト+予備電池。常夜灯を離れると真っ暗です
- 日陰のない堤防の夏は、日焼け止め・インナー・陽よけの三点セット
- 椅子・バケツ・タモは「あると快適」枠
- 夏は暑さ対策、冬は手袋・ネックウォーマー・カイロ、夜はヘッドライトを必須枠へ。サビキ・ちょい投げ・エギングは釣り方別の装備を追加
- 季節の変わり目 (5 月・9 月末〜10 月) は昼と夜で装備が変わる。同行者の防寒着忘れも筆者の日焼け止め忘れも 5 月だった。日焼け対策と飲み物・食べ物は毎回念押しする 2 点
- 行く前に釣り禁止の表示と駐車場所を確認。ゴミと仕掛けは持ち帰る
このリストは、筆者が実際に堤防へ誘った初心者の方に送っているものです。誘われた方・誘う方、どちらもこのページをそのまま使ってください。船に乗る日は船釣り編へ。実際の堤防釣りの様子は三崎港エギングの記録でどうぞ。
よくある質問
堤防釣りの持ち物で必須なものは何ですか?
堤防釣りにサンダルで行ってもいいですか?
堤防釣りでサングラスや帽子は日差し対策以外に意味がありますか?
夜の堤防釣りに必要な持ち物は何ですか?
ライフジャケットは堤防釣りでも必要ですか?
冬の堤防釣りに必要な持ち物は何ですか?
季節の変わり目(5 月・10 月)の堤防釣りで忘れやすい持ち物は何ですか?
about the author
マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。

