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入門ガイドカツオ··読了 9分

カツオキャスティングのタックル|ロッド・リールはキハダ用より軽く

まつぼっくり
監修・執筆
まつぼっくり
マグロキャスティング 2018-
カツオキャスティングのタックル|ロッド・リールはキハダ用より軽く

カツオキャスティングのタックルは、キハダ用をそのまま使うのではなく、ロッド・リール・ライン・ルアーを 1 ランク軽い体系に落として別立てにするのが筆者の答えです。理由は 1 つで、カツオは口が弱く、キハダ用の張りのあるロッドでは口が切れやすいからです。

筆者は相模湾のキハダキャスティングを主戦場にしていて、キハダ用は PE5 号と 14000 番で 4 本を揃えています。そこから何を落とし、何を落とさないかを、2024 年 10 月の相模湾 (カツオ 4 本とキメジ 1 本) と 2024 年 9 月の三重 (カツオ多数) の実釣で確かめた数字で書きます。

カツオキャスティングのタックルはキハダ用と何が違う? #

違いは「軽さ」です。筆者はロッドを PE3 号クラスのしなやかな 7.3ft に、リールを 14000 番から 6000 番に、PE を 5 号から 3 号に、リーダーを 100lb から 50lb に、ルアーを 100g 前後のペンシルから 30g のメタルジグとシンキングペンシルに落としています。銘柄は変えません。

項目キハダ用 (筆者)カツオ用 (筆者)落とす理由
ロッド8.1〜8.4ft、PE4〜6 号帯 (グラップラーBB S82H など)シマノ グラップラーBB タイプC S73ML (7.3ft、MAX80g、PE MAX3 号)口切れを防ぐしなやかさ、軽さ
リールシマノ 15/21 ツインパワーSW 14000XGシマノ 20 ストラディックSW 6000XG30g を軽快に投げ続けるため
PE5 号 300m3 号 300m (同じ XBRAID フルドラグ X8 HP)飛距離と軽さ。銘柄は統一
リーダー24 号 / 100lb12 号 / 50lb (同じバリバス オーシャンレコード)結束の感覚を揃えたまま細く
ルアーフローティングペンシル 140〜160mm、シンキング 115〜140mmダイワ TGベイト 30g、CB ONE オズマ HW115ベイトに合わせて小さく
ドラグ強め3〜4kg身切れを抑える

キハダ用タックル (PE5 号・14000 番) からカツオ用 (PE3 号・6000 番) へ、ロッド・リール・PE・リーダー・ルアー・ドラグを落とし、PE とリーダーの銘柄は揃えることを示した比較図

キハダ用 4 本の内訳と、PE・リーダーを揃えて慣れを優先している理由は キハダキャスティングタックル 5 本編成 に書いています。この記事はその 5 本目、カツオ用の 1 本を掘り下げたものです。

ロッドはなぜキハダ用より「しなる」番手に落とすのか #

カツオは口が弱く、キハダ用の張りのあるロッドだと口が切れやすいからです。筆者はこれを、以前お世話になった遊漁船の船長から教わり、カツオ用のロッドを別に用意しました。使っているのはシマノ グラップラーBB タイプC S73ML で、使用回数は数えていませんが 30 回以上は使っています。

特に不満はなく、とにかく軽い印象です。キハダ用の S82H と同じシリーズの軽い番手です。カツオ特有の突っ込みも、しなやかな竿がいなしてくれるので、1 本 1 本を気持ちよく取り込めます。

S73ML は MAX80g、PE MAX3 号で、30g のメタルジグから 100g 手前のルアーまで背負えます。新品の入手性は下がっているので、これから買うなら後継ポジションの S76ML が同じ位置づけです (2026 年 9 月時点)。キハダ用と 1 本で兼用すると、キハダには不安、カツオにはオーバースペックの中途半端になるので、別立てを勧めます。

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カツオ専用の軽量タックル(タックル5)のロッド。

PE3号+30gメタルジグの完全別体系で、カツオを本命にする日はこの1本に絞って身軽に動く。キハダ用のS82Hと同シリーズの軽番手。

この道具の実釣レポ 1 本 →
シマノ グラップラーBB タイプC S73ML
シマノ

シマノ グラップラーBB タイプC S73ML

価格は変動します ※最新価格はリンク先でご確認ください

ロッド選びの考え方そのものは キハダキャスティングロッドの選び方 にまとめています。

リールは何番?6000 番にした理由 #

筆者はシマノ 20 ストラディックSW 6000XG を使っています。キハダ用の 14000 番に対して 1 ランク軽い番手で、PE3 号を 300m 巻き、TGベイト 30g を軽快に投げ続けるための選択です。

14000 番でも投げられますが、30g のジグを 1 日投げるには重く、ナブラを追って移動するときの身軽さが違います。三重でも相模湾でも、この 1 台でカツオを取り込めていて、ドラグは 3〜4kg にしていることが多いです。口が弱い魚なので、強いドラグで無理をするとフックが身切れしてバレやすくなります。

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カツオ用ライトタックル(タックル5)のリール。

PE3号を巻き、TGベイト30gを軽快に投げる体制を支える。キハダ用の14000番に対して1ランク軽い6000番。

この道具の実釣レポ 1 本 →
シマノ 20ストラディックSW 6000XG
シマノ

シマノ 20ストラディックSW 6000XG

定価 ¥38,000(税込)
価格は変動します ※最新価格はリンク先でご確認ください

魚種別の番手の目安 (カツオ 6000〜8000 番、キハダ 8000〜14000 番) は マグロキャスティングリールの選び方 に一覧にしています。

PE は何号?3 号とリーダー 50lb にした理由 #

筆者は PE3 号 (YGKよつあみ エックスブレイド フルドラグ X8 HP 300m) と、リーダーはバリバス オーシャンレコード ショックリーダー 12 号 / 50lb です。キハダ用の 5 号 / 100lb から 1 ランク細くしていますが、銘柄は変えていません。

銘柄を揃えるのは、PE とリーダーの結束 (FG ノットなど) をいつも同じ感覚で組めるようにするためです。号数が違っても糸の性格が同じなら、締め込みの感覚がぶれません。細くする理由は飛距離と軽さで、3 号なら 30g のジグでも十分に飛びます。

キハダが混じる相模湾では、3 号では不安に感じるかもしれません。筆者はキハダを狙う日はキハダ用の 14000 番を別に持ち込み、カツオを本命にする日はこの 1 本に絞って身軽に動いています。

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筆者のキハダ・カツオ全タックルのPEライン。

キハダ用は5号で4本統一し、結束や扱いの感覚を揃えてトラブルを減らす方針の要。カツオ用は3号。8本編み・高強度・低伸度。

この道具の実釣レポ 1 本 →
YGK エックスブレイド フルドラグTSR
YGK

YGK エックスブレイド フルドラグTSR

価格は変動します ※最新価格はリンク先でご確認ください
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筆者のリーダーはこれで統一。

キハダ用は24号/100lb、カツオ用は12号/50lb。PEと同じく「揃えて慣れる」方針で、結束をいつも同じ感覚で組めるようにしている。

この道具の実釣レポ 2 本 →
バリバス オーシャンレコード ショックリーダー
バリバス

バリバス オーシャンレコード ショックリーダー

価格は変動します ※最新価格はリンク先でご確認ください

ルアーは何を投げる?TGベイト 30g とオズマ HW115 #

筆者の主力はダイワ TGベイト スーパーライトジギング 30g の PH ピンクで、これに反応しないときは CB ONE オズマ HW115 のマイワシに替えます。この 2 つで、三重と相模湾の両方でカツオを釣っています。

TGベイト 30g はシルエットが小さく飛距離が出るので、船中で散発的に出るボイルにも素早く届きます。三重ではこれの表層早巻きで投げれば食う状態でした。

一方、2024 年 10 月の相模湾では、ナブラの中にカツオがいるのが見えていて、ルアーもナブラに入っているのに TGベイトにまったく反応がありませんでした。カツオが表層でパシャパシャと追っていたので、オズマ HW115 のマイワシに替えたところ、その日の 4 本はすべてオズマで食ってきました。

ジグに反応がないときにシンキングペンシルへ替える、が筆者の判断の順番です。逆にオズマから始めて反応がなければジグに戻すこともできるので、この 2 種類を持っておけば、相模湾のカツオで手持ちが尽きることはほとんどありません。

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カツオ用のメタルジグ(筆者はPHピンクカラー、30g)。

カツオは小型ベイトを意識することが多く、キハダ用の大きいルアーでは見切られる場面で、このサイズ感が効く。

この道具の実釣レポ 1 本 →
ダイワ TGベイト 30g
ダイワ

ダイワ TGベイト 30g

価格は変動します ※最新価格はリンク先でご確認ください
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シンキングルアー(筆者はTS-マイワシカラーを使用)。

表層のナブラが沈静化し、キハダが下のレンジでベイトを意識しているときに、レンジを下げて食わせる1本。

CB ONE オズマ HW115
CB ONE

CB ONE オズマ HW115

価格は変動します ※最新価格はリンク先でご確認ください

キハダ用のルアーで実際に反応があったものは 相模湾キハダで反応があったルアー に、ナブラへの入れ方は キハダのナブラ撃ち に書いています。

2024 年 10 月 4 日、相模湾のカツオ 4 本とキメジ #

乗合 3 名、雨がときどき止む天気でした。同船は友人と、1 人で来られたお客さんが 1 人。この方とはそれ以降、何度か仕立てで一緒に釣らせてもらっています。

ヒットは 10 時ごろで、カツオはナブラ撃ち、キメジは誘い出しでした。カツオは 4 本で、いずれも S73ML とオズマ HW115 のマイワシ。サイズは 3kg 前後 (写真からの目測で、計量はしていません)。キメジは 10kg ほどで、写真は撮っていません。同船のお客さんは誘い出しでキハダを 2 本キャッチしていて、カツオの群れにキハダが混じる相模湾らしい 1 日でした。

ダイワ トランクマスターHD II 6000 の氷の上に並んだカツオ 4 本 (2024 年 10 月、相模湾)

雨のなかで覚えているのは、TGベイトが効かなかったことです。三重で「投げれば食う」だったジグが、相模湾では同じナブラの中で無視されました。ベイトも海況も違うので当然なのですが、1 種類のルアーで勝負しない、を体で覚えた日です。

乗合船で 7.3ft は短い? #

筆者は S73ML の 7.3ft で 30 回以上投げていて、乗合でも仕立てでも短くて困ったことはありません。乗合で 8.3ft は長すぎるか、という質問を見かけますが、カツオ用は 7〜8ft の範囲で、しなやかさと軽さを優先すれば十分です。

キャストの基本は キャスティングの投げ方 にまとめています。

相模湾でカツオが釣れる時期は? #

筆者の実績は 9 月 (三重) と 10 月 (相模湾) です。相模湾の船宿の案内では、カツオは毎年 7 月から 11 月ごろまで回ってくる魚とされていて、8 月 1 日のコマセ釣り解禁と同じ時期からキハダ・カツオ船が本格化します。

筆者の感覚では、キハダ狙いで出た船でカツオのナブラに当たる日が多く、カツオ用の 1 本を積んでおくと本命が不発でも土産ができます。三重の日はまさにそれで、キハダはゼロ、カツオで満足して帰りました。

カツオは刺身が最高。三重で捌いてもらった 1 皿 #

2024 年 9 月の三重では、釣ったカツオをお店で捌いてもらいました。船長の丁寧な処理のおかげで、過去いちばんの刺身でした。

カツオの刺身

三重の 1 日の顛末は 伊勢キハダキャスティング、不発でもカツオで満足できる理由 に書いています。

この秋、確かめたいこと #

  • 相模湾で TGベイトが効く日と効かない日の違い (ベイトの種類と大きさ)
  • オズマ HW115 のマイワシ以外のカラーでの反応
  • 6000 番で 10kg クラスのキメジを取り込んだときの余裕

まとめ #

  • カツオキャスティングのタックルはキハダ用から 1 ランク落として別立てにする。理由はカツオの口が弱いこと
  • ロッドは PE3 号クラスのしなやかな 7.3ft (筆者は S73ML、これから買うなら S76ML)、リールは 6000 番
  • PE3 号 + リーダー 50lb。キハダ用と銘柄は揃えて結束の感覚を変えない
  • ルアーは TGベイト 30g とオズマ HW115 の 2 種類。相模湾ではジグ無反応の日にオズマで 4 本
  • ドラグは 3〜4kg。キハダが混じる相模湾では、狙う日はキハダ用を別に持ち込む
frequently asked

よくある質問

カツオキャスティングのPEは何号がいい?
筆者は3号300mです。キハダ用の5号から1ランク細くして飛距離と軽さを取り、リーダーは50lb。銘柄はキハダ用と同じXBRAIDフルドラグとオーシャンレコードに揃えて、結束の感覚を変えないようにしています。キハダを狙う日はキハダ用を別に持ち込みます。
カツオキャスティングのリールは何番?
筆者はシマノ 20ストラディックSW 6000XGです。PE3号を300m巻け、30gのジグを1日投げても重くありません。キハダ用の14000番でも投げられますが、身軽さが違います。ドラグは3〜4kgにして、口の弱いカツオの身切れを抑えています。
カツオ用ロッドはキハダ用で代用できる?
筆者は別立てを勧めます。カツオは口が弱く、張りのあるキハダ用ロッドでは口が切れやすいと遊漁船の船長に教わり、PE3号クラスのグラップラーBB S73MLを用意しました。1本で兼用するとキハダには不安、カツオにはオーバースペックになります。
乗合船で8.3ftのロッドは長すぎる?
筆者は7.3ftのS73MLを乗合でも仕立てでも30回以上使い、短くて困ったことはありません。カツオ用は7〜8ftの範囲で、長さよりしなやかさと軽さを優先するのが筆者の実感です。迷ったら軽い方を選ぶと1日投げ続けられます。
カツオキャスティングのルアーは何を投げる?
筆者はダイワ TGベイト30g (PHピンク) を主力に、反応がなければCB ONE オズマHW115のマイワシに替えます。三重ではジグの表層早巻きで入れ食い、相模湾ではジグ無反応の日にオズマで4本釣りました。この2種類で手持ちが尽きることはほとんどありません。
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about the author

まつぼっくり
まつぼっくり
釣りライター / 釣りちゃん運営者

マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。

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