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レビューエギング··読了 10分

セフィアBB S86ML実機レビュー!10釣行で不満なしの理由

まつぼっくり
監修・執筆
まつぼっくり
マグロキャスティング 2018-
セフィアBB S86ML実機レビュー!10釣行で不満なしの理由

エギングで初めてのアオリイカを釣らせてくれたのは、シマノのエントリーロッド「22 セフィアBB S86ML」でした。ただ、私がこのロッドを選んだ決め手は、感度でも軽さでもなく「穂先の太さ」です。1 本目のロッドをわずか 3 釣行目で折ってしまった失敗が、選び方を変えました。

この記事では、22 セフィアBB S86ML (ロッド) と 18 セフィアBB C3000S (リール) を 10 釣行使った実機レビューを、公式スペックと実売価格つきでまとめます。先に断っておくと、筆者は他のエギングロッドの経験が多くありません。それでも「1 本目を折った初心者が、2 本目で選んで正解だった」という視点は、これから始める人にこそ役立つはずです。

この記事の 3 つのポイント #

  • 22 セフィアBB S86ML を選んだ決め手は先径 1.8mm の丈夫さ。前のロッド (先径 0.9mm) を強風の日のライントラブルで折った経験からです
  • 10 釣行時点で不満なし。岩にエギが触れると「コツッ」と手元に伝わる感度があり、夜も神経質にならずに扱えます
  • リールは 2021 年に買った 18 セフィアBB C3000S を今も使用中。型落ちにしたのではなく、使ううちに型落ちになったのですが、それでも不満はゼロです

セフィアBBとは?シリーズの位置づけと公式スペック #

セフィアBB は、シマノのエギング専用ブランド「セフィア」のベーシックモデルです。ロッドとリールの両方に同じ名前が付いており、現行ロッドは 2022 年発売の全 16 機種。実売 1.5 万円前後で買える入門価格帯です。

公式サイトでは「ハイコストパフォーマンスなベーシックエギングロッド」と紹介されており、ブランクスには上位機にも使われる補強構造のハイパワーX が採用されています。エントリー価格でも作りは手抜きされていない、というのがシマノの設計思想のようです。

筆者が使う S86ML の公式スペックは次のとおりです (2026 年 8 月時点の公式サイト表記)。

項目22 セフィアBB S86ML
全長2.59m (8'6")
継数2 本 (逆並継)・仕舞寸法 133cm
自重105g
先径1.8mm
適合エギサイズ1.8〜3.8 号
適合ライン PE0.4〜1 号
リールシートUPLOCK・セパレートグリップ
本体価格20,500 円 (税別)

本体価格に対して、実売は 1.45〜1.6 万円前後です (2026 年 8 月時点の楽天・Yahoo!ショッピング実勢)。8 フィート 6 インチ・105g・エギ 1.8〜3.8 号という数字は、秋の新子から春の親イカまで 1 本で通せる、いわゆる「最初の 1 本」のど真ん中の設定です。

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シマノ 22セフィアBB S86ML
シマノ

シマノ 22セフィアBB S86ML

エギ3号を中心に幅広く扱える、エギング入門定番のオールラウンド番手。ハイパワーXの補強がキャスト時のネジレを抑え、狙った釣り座へ正確に投げてエギを思い通りに操れます。筆者も三崎港のエギングで使い続けていて、アオリイカもマルイカもこのロッドでキャッチしています。

なぜセフィアBB S86MLを選んだ?決め手は先径1.8mm #

前のロッドの穂先 (先径 0.9mm) を強風の日に折ってしまい、「初心者はまず折れにくさ」と考え直したからです。S86ML の先径は 1.8mm。数字にして 2 倍の太さが、筆者には性能でした。

筆者の 1 本目は、タカミヤの REAL METHOD EGING-GRII 86ML-S という先径 0.9mm の超極細ティップのロッドでした。エギングを始めて 3 釣行目、風が強い日に穂先へのライン絡みに気づかないままキャストして、穂先を折りました。この失敗談はラインの記事にも書いたとおりで、直接の原因はラインの管理不足です。ただ同時に、「今の自分の経験値で 0.9mm の穂先を扱い切るのは早かった」とも感じました。

そこで 2 本目は「丈夫なエントリーモデル」を条件に選び直しました。細い穂先には繊細なアタリを取れる利点があります。しかしそれを活かすには経験が要ります。基本動作を身につける段階なら、多少ラフに扱っても折れない太さは立派な性能です。特に夜のエギングでは、手元も穂先もよく見えません。「折れるかも」と神経質にならずに済むことが、想像以上に釣りへの集中力を残してくれます。

シマノ 22 セフィアBB S86MLのロッドの穂先

10釣行使ってわかったロッドの実力は? #

去年 10 月から 10 釣行ほど使って、不満は今のところありません。キャストもしゃくりも素直で、岩場にエギが触れた時は「コツッ」と手元にはっきり伝わります。

正直に前置きすると、筆者は他のエギングロッドをほとんど経験していないため、細かい比較レビューはできません。それでも 10 釣行で分かったことを、そのまま書きます。

  • 感度: 岩など硬い底にエギが落ちた時、「コツッ」という感触が手元にはっきり伝わります。エントリーモデルだから感度が鈍い、という印象はありません
  • キャスト・しゃくり: 悪いと感じた場面がありません。ブランクスにハリがあり、しゃくりの入力がエギまで届いている感覚があります
  • 丈夫さ: 夜間でも神経質にならずに扱えます。ロッドを立てかける、足場の悪い磯を歩く、といった場面での気楽さは、スペック表に出ない実釣性能だと思います

そしてこのロッドで、初めてのアオリイカを釣りました。真冬の夜の三崎港での 1 杯です。掛けてから取り込みまで特に不安はなく、安定して釣り上げることができました。初めての 1 杯を「ロッドの心配をせずに」獲れたこと。それが筆者がこのロッドを信頼している理由のすべてです。

2025年12月三崎港で釣れたアオリイカ。エギ王K 3号 ぷちぷちコーラル

リール 18セフィアBB C3000Sの使用感は? #

2021 年 10 月に購入した 18 セフィアBB C3000S を使っています。型落ちにしたのではなく、使ううちに型落ちになりました。10 釣行時点で「ここが良くない」と感じた点はありません。

このリールは 2021 年 10 月に、ティップラン (船からのエギング) を 1 度やるために買ったものです。その後 4 年ほど眠っていて、去年 9 月にショアエギングを始めたタイミングで現役復帰させました。

使用感を正直に言うと、「ここがすごい」と自信を持って言える点は今のところありません。ただし「ここが良くない」もありません。ロッドとリールが軽いのでキャストもしゃくりも疲れにくく、道具のことを忘れて釣りに集中できています。リールは不満が出た時に初めて存在感が出る道具だと思うので、10 釣行で一度も気にならなかったこと自体が評価だと考えています。

ハンドルについても書いておきます。筆者の 18 C3000S はシングルハンドルです。エギングではダブルハンドル (ノブが 2 つ付いて左右の重さが釣り合う仕様) を選ぶ人も多く、しゃくった時にハンドルが勝手に回りにくいのが利点とされます。では、シングルで困ったかというと、困った記憶はありません。ただ振り返ってみると、しゃくる時は無意識にノブへ手を添えたまま 2〜3 回しゃくり、最後のしゃくりで手を離してそのまま糸ふけの回収に移る、という動きが体に付いていました。ダブルハンドルは、この小さな気配りを装備で不要にするもののようです。筆者は未体験なので、次のリールでは試しにダブルハンドルを選んで、差を確かめてみるつもりです。

ただ、正直に書くと、考えが変わり始めてもいます。この記事を書きながら道具選びを整理するうちに、「リールはミドルクラスにしておけば良かった」と思うようになりました。不満が出たからではありません。筆者の釣りの中心は船のマグロ釣りで、マグロ釣りでは魚がいない場面ではキャストをしません。一日中投げ続けることがないため、リールの快適性をそれほど重視しない感覚が染みついており、深く考えずにエントリーモデルを使い続けていました。エギングは逆です。おかっぱりから一日中投げ続け、しゃくり続ける釣りでは、疲労に直結する「快適さの持続」が実釣性能そのものでした。エントリーで十分釣れる。それでも差があるとすれば釣果ではなく快適さと疲労だ、というのが 10 釣行時点の整理です。

現行モデルは 22 セフィアBB になっており、実売は約 1 万円です (2026 年 8 月時点)。筆者の 18 が 4 年の眠りから覚めて普通に現役復帰できたとおり、セフィアBB クラスのリールで「リールが理由で釣れない」ことはまず無いはずです。

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シマノ セフィアBB C3000S
シマノ

シマノ セフィアBB C3000S

エギングに合わせたシャロースプールに、細いPEを守りながら素早くドラグを調整できるラピッドファイアドラグを備えた専用設計リール。PE0.8号を150m巻ける入門定番機です。筆者は2018年モデルのC3000Sを三崎港のエギングで使い続けており、このカードはその現行後継モデルです。

前のロッドと何が違う?超極細モデルとの正直な比較 #

REAL METHOD EGING-GRII 86ML-S と比べると、ハリがあってしゃくりやすく、全く別物に感じました。ただし前のロッドが悪いのではなく、超極細の穂先は使い手を選ぶ、というのが正直な結論です。

前の GRII 86ML-S は少し柔らかく、しゃくりづらいと感じていました。セフィアBB に替えた第一印象は「別物」。ハリがあるのでしゃくりがキビキビ決まり、先径が太いので取り回しに気を使いません。

ただ、これは前のロッドの否定ではありません。先径 0.9mm クラスの繊細な穂先は、目に見えないアタリを穂先の変化で取るような釣りに向いた設計で、使いこなせばセフィアBB では気づけないアタリが取れるはずです。筆者はそこに至る前に折ってしまいました。「繊細さ」と「扱いやすさ」はトレードオフです。初心者の 1 本目には、迷わず後者を勧めます。

セフィアBBはどんな人におすすめ? #

これからエギングを始める人、夜釣りがメインの人、道具に神経を使いたくない人に勧めます。逆に、穂先で微細なアタリを取る釣りをすでにイメージできている人は、極細ティップのモデルが視野に入ります。

  • 勧められる人: エギング 1〜2 年目の人 / 夜釣り・常夜灯まわりがメインの人 / ロッドの扱いに気を使わず釣りに集中したい人 / 釣行が年に数回で、まず道具に大きく投資したくない人。「丈夫さ」は初心者にとって感度と同じくらい実釣を支えます
  • 別の選択肢が良い人: 超極細ティップで微細なアタリを取る釣り方を明確にイメージできている人。ただし筆者のように経験が浅いうちに手を出すと、性能を活かす前に折るリスクがあります

そして、予算にもう一段余裕がある人に伝えたいことがあります。ロッドとリールでは、タックル全体の重さに占める比重は圧倒的にリールです。だからこそ、ロッドはセフィアBB のままで、リールだけミドルクラスを検討する価値があります。エントリーとミドルの差は「釣れるかどうか」ではなく、快適さの持続と疲労、そして手放す時の値段だと筆者は整理しています。なお、これは釣行を重ねる人ほど効いてくる話です。年 1〜2 回のレジャーとして楽しむ人なら、ミドルクラスへの投資はむしろコスパが悪く、エントリーモデルで十分です。筆者自身も今、ミドルクラスのリールの買い増しを検討中です。購入したら 18 セフィアBB との差を実釣で検証し、この記事に追記します。

タックル全体の予算感はエギングタックル一式の記事に、ラインシステムと管理のルールはライン・リーダーの記事にまとめてあります。

まとめ: 3釣行で折った筆者が、10釣行不満なしへ #

  • 22 セフィアBB S86ML の決め手は先径 1.8mm。前のロッド (0.9mm) を 3 釣行目で折った反省から、「折れにくさも性能」と考え方を変えました
  • 10 釣行使って不満なし。底を「コツッ」と伝える感度があり、キャストもしゃくりも素直、夜も神経質になりません
  • リールは 2021 年購入の 18 セフィアBB C3000S。型落ちになりましたが不満ゼロ。現行は 22 セフィアBB (実売約 1 万円) です
  • 超極細ティップとの差は「別物」。繊細さより扱いやすさ、が初心者の 1 本目の正解です
  • 筆者は今、リールだけミドルクラスへの買い増しを検討中。18 セフィアBB との差の検証結果は、この記事に追記します
frequently asked

よくある質問

セフィアBBは初心者におすすめですか?
おすすめです。筆者は前のロッドの穂先を3釣行目で折った後にS86MLへ買い替え、先径1.8mmの丈夫さで夜間も神経質にならずに扱えています。10釣行時点で不満はなく、初めてのアオリイカもこのロッドで釣りました。
セフィアBB S86MLのスペックを教えてください
全長2.59m、自重105g、先径1.8mm、適合エギ1.8〜3.8号、適合PE0.4〜1号、本体価格20,500円(税別)です(2026年8月時点の公式表記)。実売は1.5万円前後で、ブランクスには補強構造ハイパワーXが採用されています。
セフィアBBのリールはどの番手がいいですか?
筆者はC3000S番手を使っています。ロッドもリールも軽く、キャストやしゃくりで疲れにくいのが利点です。2021年購入の18セフィアBBを今も使っており、10釣行時点で不満はありません。新品で買うなら現行の22セフィアBBが選びやすいです。
セフィアBB S86MLは何号のエギに対応していますか?
公式スペックでは1.8〜3.8号に対応します(2026年8月時点)。エギングで最もよく使う2.5〜3.5号をフルカバーしており、秋の新子から春の親イカまで、この1本で通せる範囲です。
型落ちのセフィアBBリールでも問題ありませんか?
筆者は2021年購入の18セフィアBB C3000Sを4年眠らせた後に現役復帰させ、今も使っています。10釣行時点で「ここが良くない」と感じた点はありません。新品で買うなら現行の22セフィアBB(実売約1万円、2026年8月時点)が選びやすいです。
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about the author

まつぼっくり
まつぼっくり
釣りライター / 釣りちゃん運営者

マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。

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