Yahoo!ショッピングの急上昇キーワードに「26ミラベル」が突然現れたのは、2026年9月の頭でした。釣具カテゴリの検索ランキングを毎月定点観測しているのですが、圏外からいきなりの浮上。調べてみると、シマノの軽量スピニング「ミラベル」がフルモデルチェンジして2026年9月に発売、という理由でした。
先に結論です。26ミラベルはエギングに使えます。番手は浅溝の2500Sか2500SHG、価格は22モデル据え置きの税抜17,300円。そして中身は、上位機の機構が4つ降りてきた「価格帯の常識が変わるレベル」の進化でした。この記事では発売日・価格・22からの進化点・ライバルとの違いを、公式の公称値で整理し、そこに手持ち 2 台の実測との比較と、筆者自身が買うかどうかの判断を足しました。筆者はまだ実物を触っていないので、使用感は書きません。
26ミラベルの発売日と価格 #
2026年9月に発売済みで、すでに店頭にも並んでいます。小型番手 (1000・C2000S・C2000SHG) だけは1ヶ月遅れで、10月発売予定 (2026年10月20日時点の公式ページでもこの表記のまま)。価格は税抜16,000〜19,800円で、エギングの主力になる2500系は17,300円です。
全11型番の公式スペックを一覧にしました (2026年10月1日時点のシマノ公式スペック表より。糸巻量は PE の代表値)。
1000
- ギア比
- 5.0
- 自重
- 170g
- 糸巻量 (PE)
- 0.8号-240m
1号-190m - 巻上長/回転
- 66cm
- 税抜価格
- 16,000円
- 発売
- 10月
C2000S
- ギア比
- 5.0
- 自重
- 175g
- 糸巻量 (PE)
- 0.6号-150m
0.8号-110m - 巻上長/回転
- 66cm
- 税抜価格
- 16,000円
- 発売
- 10月
C2000SHG
- ギア比
- 6.0
- 自重
- 175g
- 糸巻量 (PE)
- 0.6号-150m
0.8号-110m - 巻上長/回転
- 79cm
- 税抜価格
- 16,000円
- 発売
- 10月
2500
- ギア比
- 5.0
- 自重
- 200g
- 糸巻量 (PE)
- 1号-320m
1.2号-270m - 巻上長/回転
- 73cm
- 税抜価格
- 17,300円
- 発売
- 発売中
2500S
- ギア比
- 5.0
- 自重
- 200g
- 糸巻量 (PE)
- 0.6号-200m
0.8号-150m - 巻上長/回転
- 73cm
- 税抜価格
- 17,300円
- 発売
- 発売中
2500SHG
- ギア比
- 6.2
- 自重
- 200g
- 糸巻量 (PE)
- 0.6号-200m
0.8号-150m - 巻上長/回転
- 91cm
- 税抜価格
- 17,300円
- 発売
- 発売中
C3000
- ギア比
- 5.0
- 自重
- 200g
- 糸巻量 (PE)
- 1号-400m
1.5号-270m - 巻上長/回転
- 73cm
- 税抜価格
- 17,300円
- 発売
- 発売中
C3000HG
- ギア比
- 6.2
- 自重
- 200g
- 糸巻量 (PE)
- 1号-400m
1.5号-270m - 巻上長/回転
- 91cm
- 税抜価格
- 17,300円
- 発売
- 発売中
4000
- ギア比
- 4.7
- 自重
- 245g
- 糸巻量 (PE)
- 1号-490m
1.5号-320m - 巻上長/回転
- 75cm
- 税抜価格
- 18,800円
- 発売
- 発売中
4000XG
- ギア比
- 6.2
- 自重
- 245g
- 糸巻量 (PE)
- 1号-490m
1.5号-320m - 巻上長/回転
- 99cm
- 税抜価格
- 18,800円
- 発売
- 発売中
C5000XG
- ギア比
- 6.2
- 自重
- 270g
- 糸巻量 (PE)
- 1.5号-400m
2号-300m - 巻上長/回転
- 105cm
- 税抜価格
- 19,800円
- 発売
- 発売中
| 品番 | ギア比 | 自重 | 糸巻量 (PE) | 巻上長/回転 | 税抜価格 | 発売 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1000 | 5.0 | 170g | 0.8号-240m 1号-190m | 66cm | 16,000円 | 10月 |
| C2000S | 5.0 | 175g | 0.6号-150m 0.8号-110m | 66cm | 16,000円 | 10月 |
| C2000SHG | 6.0 | 175g | 0.6号-150m 0.8号-110m | 79cm | 16,000円 | 10月 |
| 2500 | 5.0 | 200g | 1号-320m 1.2号-270m | 73cm | 17,300円 | 発売中 |
| 2500S | 5.0 | 200g | 0.6号-200m / 0.8号-150m | 73cm | 17,300円 | 発売中 |
| 2500SHG | 6.2 | 200g | 0.6号-200m / 0.8号-150m | 91cm | 17,300円 | 発売中 |
| C3000 | 5.0 | 200g | 1号-400m 1.5号-270m | 73cm | 17,300円 | 発売中 |
| C3000HG | 6.2 | 200g | 1号-400m 1.5号-270m | 91cm | 17,300円 | 発売中 |
| 4000 | 4.7 | 245g | 1号-490m 1.5号-320m | 75cm | 18,800円 | 発売中 |
| 4000XG | 6.2 | 245g | 1号-490m 1.5号-320m | 99cm | 18,800円 | 発売中 |
| C5000XG | 6.2 | 270g | 1.5号-400m 2号-300m | 105cm | 19,800円 | 発売中 |
太字の2500S / 2500SHGがエギング適合番手です。ドラグは2500S系が実用2.5kg / 最大4kg、2500・C3000系が実用3.5kg / 最大9kg (スプールの違いで、本体は共通です)。
なお10月発売組のC2000系は、発売を待たず予約段階で楽天のリール売れ筋上位に入っています (2026年10月1日観測)。小型番手の注目度も高いようです。
22からの進化点は?価格と自重は据え置き、機構が4つ #
公式ページが「26年モデルは新たに搭載」と明記しているのは、この4つです。
自重
2500S- 22ミラベル
- 200g
- 26ミラベル
- 200g (据え置き)
価格
2500S・税抜- 22ミラベル
- 17,300円
- 26ミラベル
- 17,300円 (据え置き)
新搭載の機構
- 22ミラベル
- —
- 26ミラベル
- インフィニティドライブ
アンチツイストフィン
ワンピースベール
Xプロテクト
継続する基本骨格
- 22ミラベル
- CI4+ボディ・MGLローター・HAGANEギア・X-SHIP・サイレントドライブ・AR-Cスプール・Gフリーボディ
- 26ミラベル
- 同左
4つの中身を一言ずつ。インフィニティドライブはピニオンギアとメインシャフトの摺動抵抗を減らして高負荷でもパワフルに巻ける機構で、上位機から降りてきた巻き上げの核。アンチツイストフィンはラインのたるみを抑えてトラブルを防ぐ機構、ワンピースベールは継ぎ目のない一体成型ベールでライン誘導がスムーズ、Xプロテクトは従来ミドル格が積んでいた防水機構です。つまり「巻き・トラブルレス・防水」がまとめて底上げされました。
ひとつ正直な注記を。公式の紹介文には「自重はより軽くなり」とありますが、エギング番手の2500Sは、筆者が8月に別記事用へ照合した22の公式値と同じ200gです。軽量化の恩恵は番手によるようで、少なくとも2500系は「同じ重さ・同じ値段で機構が増えた」と読むのが正確です。
エギングで選ぶ番手は?2500Sか2500SHGの2択 #
エギング適合はこの2つです。
- 2500SHG (ハイギア・ギア比6.2): ハンドル1回転91cm。しゃくった後の糸ふけ回収を延々繰り返すエギングでは、回収の速いこちらをおすすめします。風の日と手返しにも有利
- 2500S (ノーマルギア・ギア比5.0): 1回転73cm。巻きが軽く、等速で巻きやすい。ゆったり操作派に
どちらも浅溝 (S) スプールでPE0.8号-150m・0.6号-200mとエギングの号数にジャスト。自重200g・税抜17,300円も共通です。
注意が2つ。C3000系 (C3000 / C3000HG) は深溝スプールで、PE1号-400mも巻けてしまう設計です。 エギングで使うなら下巻きが前提になります。 「C3000S」という浅溝の番手は26ミラベルにはありません (2026年10月1日時点の公式スペック表で確認)。
2500S / 2500SHG は、C3000 と同じ自重200g・スプール径46.5mmの本体に浅溝スプールを載せた番手です。セフィアBBにはC3000Sがありますが、26ミラベルで浅溝を選ぶなら、それがこの2つにあたります。
素直に2500Sか2500SHGを。そしてダブルハンドルの設定はありません。 DH派はセフィアBBを選ぶことになります。
シマノ 26 ミラベル 2500SHG
なぜ1万円台にこの機構が? #
26ミラベルが属する「マグナムライトシリーズ」は、軽さと初動・静止のレスポンスに重きを置いたシマノスピニングの系譜で、その中核が24ヴァンフォード (175g・税抜34,700円) です。今回ミラベルに降りてきたインフィニティドライブとアンチツイストフィンは、まさに24ヴァンフォードで搭載された機構。つまり2年で中核機の装備がエントリー価格まで降りてきた構図です。
ではヴァンフォードとの差はどこに残ったのか。公称で拾えるのは3つです。
| 26ミラベル 2500SHG | 24ヴァンフォード 2500SHG | |
|---|---|---|
| 自重 | 200g | 175g (25g軽い) |
| ギア耐久 | — | インフィニティクロス |
| ドラグ | フェルト+防水ノブ | デュラクロス (耐久 従来比約10倍) |
| 価格 (税抜) | 17,300円 | 34,700円 |
25gの軽さと、ギア・ドラグの耐久。倍の価格差で買っているのはここです。逆に言えば、巻き上げ機構とトラブルレスの「体感の入口」はミラベルでかなりの所まで届くようになりました。
ライバルとどう違う? #
vs ダイワ 23レガリス LT2500S-XH (185g・税抜13,600円): エントリー帯の直接対決です。レガリスは15g軽く3,700円安く、上位ドラグのATD TYPE-L付き。ミラベルは巻き上げ・トラブルレス・防水の機構全部入り。軽さとドラグのダイワ、巻きと防水のシマノという、両社で「先に降ろしたもの」の違いがそのまま2択になっています。この構図の詳細は エギングリールのクラス論の記事 に追記した通りです。
ダイワ 23 レガリス LT2500S-XH
vs シマノ 26セフィアBB C3000SHG (215g・税抜22,500円): 意外な逆転が起きています。エギング専用のセフィアBBより、汎用のミラベルの方が15g軽くて5,200円安い。しかもインフィニティドライブとアンチツイストフィンは両方に載っています。公称値で残るセフィアBBの土俵は、ダブルハンドル設定・エギング向けノブ・ドラグ最大9kgといった専用装備です。
vs シマノ 25アルテグラ C2500SHG (180g・税抜19,500円): 同じシマノの1万円台どうしで、実はいちばん迷う相手です。数字の差は、アルテグラが20g軽くてギア耐久のインフィニティクロス付き、ミラベルが2,200円安くてワンピースベール付き。
そして巻きの性格が正反対です。キビキビ動かすマグナムライト系のミラベルと、しっとり一定速で巻くコアソリッド系のアルテグラという設計思想の2択で、しゃくりの初動と静止を繰り返すエギングには、理屈の上ではレスポンス特化のミラベルが好相性。この「哲学2択」の詳細は25アルテグラの記事に比較表つきで整理しています。
手持ちの2台と数字で比べると? #
公称値どうしの比較に、筆者が自分のリールをキッチンスケールで測った数字を足すと、26ミラベルは「18セフィアBBから約36g軽く、24ルビアスより約49g重い」位置です。 使い込んだエントリー機から持ち替えたとき、筆者が実釣で「軽い」と感じた差の半分弱にあたります。
測り方は、手持ちの 2 台をライン込みの実戦状態のまま同じキッチンスケールに乗せただけです。ミラベルは未所持なので公称 200g に、ルビアスで測ったライン (PE 0.6 号 200m) の分 3g を足した推定値を置いています。
自重の根拠
- 18セフィアBB C3000S (手持ち)
- ライン込み実測 238.6g (PE0.8号150m)
- 26ミラベル 2500SHG (未所持)
- 公称 200g (ライン込み推定 約203g)
- 24ルビアス LT2500S-XH (手持ち)
- ライン込み実測 154.3g (ライン無し 151.3g)
18セフィアBBからの差
- 18セフィアBB C3000S (手持ち)
- —
- 26ミラベル 2500SHG (未所持)
- 約 −36g
- 24ルビアス LT2500S-XH (手持ち)
- −84.3g
税抜価格
- 18セフィアBB C3000S (手持ち)
- 現行26セフィアBB C3000SHG 22,500円
- 26ミラベル 2500SHG (未所持)
- 17,300円
- 24ルビアス LT2500S-XH (手持ち)
- 47,700円
| 18セフィアBB C3000S (手持ち) | 26ミラベル 2500SHG (未所持) | 24ルビアス LT2500S-XH (手持ち) | |
|---|---|---|---|
| 自重の根拠 | ライン込み実測 238.6g (PE0.8号150m) | 公称 200g (ライン込み推定 約203g) | ライン込み実測 154.3g (ライン無し 151.3g) |
| 18セフィアBBからの差 | — | 約 −36g | −84.3g |
| 税抜価格 | 現行26セフィアBB C3000SHG 22,500円 | 17,300円 | 47,700円 |
この表の読み方は 1 つです。カタログの「215g vs 200g で 15g 差」より、自分が今使っているリールから何 g 減るかの方が、持ち替えたときの実感に近い。筆者は 10 月 12 日の初実釣で、セフィア BB からルビアスへの 84g 減を「軽い、小さい」とはっきり感じました (ルビアスを選んだ理由の記事)。ミラベルの 36g 減はその 4 割ほどで、持ち替えれば分かる差ではあるものの、「別物」と感じるほどではないだろう、というのが触っていない筆者の見立てです。
筆者は26ミラベルを買うか?エントリーから始めて上位が欲しくなった話 #
結論から書くと、筆者は買いません。不満があるからではなく、軽さを求めてすでに 24 ルビアスを買ったからです。 ただし「最初の 1 台をコスパで選ぶ」なら、26 ミラベルはありだと思っています。
筆者の経緯はこうです。18 セフィア BB C3000S で 10 釣行、不満はゼロでした。それでも「エントリーとミドルの差を自分の手で感じたい」と思い始め、軽さを主題に 24 ルビアスを買い足しました。結果はエントリー 1 台 + ミドル 1 台の 2 台買いで、合計すれば最初からルビアス 1 台を買うより高くついています。
ここが自分の性格の話です。エントリーを買うと、十分使えているのに上が欲しくなる。だから、軽さや機構を求める気持ちが少しでもあるなら、1 台目から 24 ルビアスを勧めます。セールで 3.2 万円台で買え、ライン込み実測 154.3g はミラベルの公称値より 50g 近く軽い。逆に、エギングを年に数回のレジャーとして楽しむ人、予算 2 万円以内で 1 台で終わらせたい人には、26 ミラベル 2500SHG が 1 万円台では頭ひとつ抜けた答えです。
小型番手 (1000・C2000 系) は、筆者はエギング以外で小型番手を使う想定がないので待っていません。10 月発売予定の表記は、10 月 20 日時点の公式ページでも変わっていません。
おすすめできる人・上位を検討すべき人 #
26ミラベルをおすすめできる人:
- 1万円台で「巻きの質・トラブルレス・防水」まで欲しい人。この価格帯の機構としては現状の頭ひとつ抜けです
- シマノ派のエギング1台目。シングルハンドルで始めるなら、セフィアBBより軽くて安い選択になりました
- エギング以外にも兼用したい人。公式もエギング・バスフィッシング・アジング・エリアトラウトを用途に挙げる汎用設計です
上位・別の選択を検討すべき人:
- 軽さ最優先の人 → 同じ1万円台ならレガリス (185g)、予算を上げるならヴァンフォード (175g) や24ルビアス (150g)
- ダブルハンドルで始めたい人 → ミラベルにDH設定がないためセフィアBBへ
- 長年使い込む前提の人 → ギアとドラグの耐久機構 (インフィニティクロス・デュラクロス) を持つヴァンフォードが価格差の答えになります
まとめ:発売月に知っておきたい要点 #
- 9月発売組はすでに発売中、1000・C2000系はこの10月に発売。エギング適合は2500Sか2500SHG (おすすめはSHG)、税抜17,300円
- 22から自重・価格据え置きで、インフィニティドライブ・アンチツイストフィン・ワンピースベール・Xプロテクトを新搭載
- 24ヴァンフォードとの残差は25gの軽さとギア・ドラグ耐久。エントリー帯ではレガリスと「軽さ vs 機構」の2択
- エギング専用の26セフィアBBより軽くて安い逆転あり。ただしDH設定なし
- 筆者は未使用で使用感は書いていない。手持ち 2 台の実測との比較 (BB から −36g) と「筆者は買わない、コスパの 1 台目ならあり、上を求めるなら 1 台目からルビアス」の判断は筆者のもの
エギングリールのクラス選び全体は エントリーとミドルの違いの記事 に、タックル全体の予算は エギングタックル一式の記事 にまとめています。
よくある質問
26ミラベルはエギングに使えますか?
26ミラベルと22ミラベルの違いは何ですか?
26ミラベルとヴァンフォードはどちらが良いですか?
26ミラベルにダブルハンドルはありますか?
26ミラベルの発売日はいつですか?
about the author
マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。



