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入門ガイドエギング··読了 6分

雨の日のエギングは釣れる?雨の夜に1杯釣った実績と判断基準

まつぼっくり
監修・執筆
まつぼっくり
マグロキャスティング 2018-
雨の日のエギングは釣れる?雨の夜に1杯釣った実績と判断基準

雨予報の週末。「行っても無駄かな」とスマホの雲行きを眺めているなら、先に結論を。雨の日のエギングは、条件付きで成立します。筆者は12月の三崎港、雨の夜にアオリイカを釣りました。ただし「どんな雨でも行け」ではありません。行っていい雨と、やめるべき雨の線引きがこの記事の本題です。

正直に書くと、筆者の雨実釣はまだその1回です。だからこの記事は、その1杯の事実と、雨が海に何を起こすかの理屈で組み立てて、この秋は雨の日にも通って結果を追記していきます

雨の日でもアオリイカは釣れる? #

釣れます。筆者は2025年12月、雨の夜の三崎港で、底までしっかり沈めたエギ王K 3号にアオリイカが抱いてきました。小雨なら釣りは成立し、むしろ釣り人が減って場所を選べる利点もあります。

そのときの状況は 12月の三崎港の釣行記 に書いた通りです。雨の夜、18時ごろ、足元に近い底でヒット。10分後には友人にも1杯。派手な釣果ではありませんが、「雨の夜でもイカは抱いてくる」ことを自分の手で確認できた1杯でした。

ひとつ正直に添えると、あの1杯が「雨のおかげ」だったのか、「雨でも関係なかった」のかは断定できません。ただ、雨の日ほど底を釣るべきという次の理屈と、実際に底で出たという結果は、同じ方向を向いていました。

なぜ雨だと「底」なのか?真水は海水より軽い #

理屈はシンプルです。雨の真水は海水より軽い(比重が小さい)ので、混ざりきる前は表層に乗ります。そしてアオリイカは低塩分を嫌うとされる生き物です。つまり雨の日の海は、イカにとって居心地の悪い層が上に張られた状態。イカのレンジ(泳ぐ層)は下がる、と考えるのが自然です。

だから雨の日の釣り方は一択です。しっかり沈めて、底中心に釣る

  • カウントダウンをいつもより深めに取り、まず底を取ってからしゃくり始める
  • しゃくり上げても、フォールで再び底付近まで落とし直す
  • 表層〜中層の探りは優先度を下げる(真水の影響圏を避ける)

12月のヒットも、底までのフォールを丁寧に取り直した直後でした。雨の日に表層で反応がないのは「イカがいない」ではなく「イカが下にいる」のかもしれません。

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フォールの姿勢が崩れないことを最優先に設計された、渋い状況・スレイカ対策の定番エギ。舵の役割を果たすハイドロフィンが、風波の日でもブレない安定フォールを生みます。小さめシルエットの3号は、低活性の時期や小型中心・スレた場面で警戒されにくいサイズ。筆者が初めてアオリイカを釣ったのは、真冬の夜の三崎港でカラーはぶちぶちコーラルでした。

行く?やめる?雨エギングの判断基準 #

雨とひとくくりにせず、質で分けます。

空模様判断理由
小雨・パラつく程度○ 行く価値あり釣りは十分成立。釣り人が減って一級の釣り座が空きやすい
本降り△ 無理はしない釣り自体は可能だがラインが見にくく集中力も削られる。装備が揃っていれば
雷を伴う雨× 即中止カーボンロッドは電気を通しやすい。振り回すのは避雷針を掲げるのと同じ
大雨・増水× 中止真水と濁りの影響が大きく、足場の危険も跳ね上がる

雷だけは別格です。ゴロゴロと聞こえた時点で竿をたたみ、車や建物へ。最後の雷鳴から30分は再開しないのが安全の目安です。釣果の話はその後です。

もうひとつ、雨とセットで見るべきは風です。エギングはラインの張り・緩めで釣る釣りなので、実は雨そのものより風の方が釣りを壊します。「小雨・無風」は条件としてはむしろ悪くない。「晴れ・強風」より釣りになる日もあります。

雨の日の場所選び:河口を外して潮通しへ #

雨の影響は場所で大きく変わります。

  • 河口・流れ込みの近くは外す: 川からの真水と濁りが直撃する、雨の日の一等避けたい場所です
  • 潮通しの良い外向きへ: 新しい海水が常に入る場所は塩分低下の影響が小さく、雨の日の本命です
  • 足場はいつも以上に選ぶ: テトラや磯は濡れると危険度が跳ね上がります。雨の日は平らな堤防に限定する、くらいでちょうどいいです

雨の夜はどうする? #

雨の日は光量が落ちるので、日中でも夜寄りの状況になります。夜まで粘るなら常夜灯とグローの組み立てが軸になりますが、その戦術は 夜エギングの記事 にまとめてあるのでそちらへ。筆者の雨の1杯も「雨×夜」の組み合わせでした。

装備面では、雨の夜はライトが生命線です。手元・足元の確認頻度が晴れの夜より増えるので、予備電池まで含めて準備してください。

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常夜灯を離れた堤防の「本当の真っ暗」で頼れる、最大1200ルーメンのフラッグシップヘッドライト。移動は白色フルパワー、手元のノットは電球色、海を無駄に照らしたくない時は赤色と、夜釣りの場面ごとに光を使い分けられます。電池は交換式で、予備のZR-02を持てば長丁場も安心。筆者も夜の釣行では必ず持参しています。

装備は「濡れない」より「濡れても平気」 #

雨エギングの装備は、完全防水を目指すより「濡れても安全・快適でいられる」方向で組みます。

  • レインウェア上下(ポンチョより動きやすい上下セパレート型)
  • グリップの良い靴(サンダル論外、濡れた堤防はスパイクほどでなくてもラジアル底の釣り用シューズを)
  • タオル2枚以上と、車に置く着替え
  • スマホの防水対策(ジップロックで十分です)

持ち物の全体像は エギングの持ち物チェックリスト と同じ考え方です。雨の日はそこに「滑り」と「体温」の対策を上乗せするイメージです。

雨の後は釣れる? #

「雨後(うご)は釣れる」「雨後はダメ」と両方の説を聞きますが、筆者の答えは雨の規模と場所次第です。

  • 小雨程度なら、翌日への影響はほぼ気にしなくていい
  • まとまった雨の後は、真水と濁りが抜けるまで数日かかることがある。河口周りほど回復が遅い
  • 雨後に行くなら、判断基準は雨の日と同じ「河口を外して潮通し」

ここは正直、筆者にまだ実釣の裏付けがない領域です。この秋、雨後のタイミングでも竿を出して、結果をこの節に追記します。

まとめ:小雨は行く、雷はやめる、釣るなら底 #

  • 雨の日のエギングは条件付きで成立する。筆者は12月の雨の夜、三崎港の底で1杯
  • 理屈は「真水は軽くて表層に乗る」。イカのレンジは下がる前提で、底中心に釣る
  • 小雨○・本降り△・雷×即中止・大雨増水×。雷は最後の雷鳴から30分再開しない
  • 雨より風が敵。「小雨・無風」は悪くない条件
  • 場所は河口を外して潮通しの良い外向き。足場は平らな堤防に限定
  • 雨後は規模と場所次第。数日単位で見る

雨予報で釣行を迷う日が、この記事で「行く日」と「やめる日」に分けられるようになれば十分です。秋イカ全体の組み立ては 秋イカエギングの始め方 にまとめてあります。

frequently asked

よくある質問

雨の日でもアオリイカは釣れますか?
釣れます。筆者は12月の雨の夜、三崎港で底までエギを沈めてアオリイカを1杯釣りました。小雨なら釣りは十分成立し、釣り人が減る利点もあります。ただし雷を伴う雨や大雨・増水時は安全優先で中止してください。
なぜ雨の日は底を釣るのですか?
雨の真水は海水より軽く、混ざるまで表層に乗るためです。低塩分を嫌うとされるアオリイカのレンジは下がると考えられるので、カウントダウンを深めに取り底中心に釣ります。筆者の雨の1杯も底で出ました。
雨の後のエギングは釣れますか?
雨の規模と場所次第です。小雨程度なら翌日への影響はほぼありませんが、まとまった雨の後は真水と濁りが抜けるまで数日かかることがあります。行くなら河口周りを外し、潮通しの良い外向きの場所を選んでください。
エギング中に雷が鳴ったらどうすべきですか?
即中止して竿をたたみ、車や建物に避難してください。カーボンロッドは電気を通しやすく、開けた堤防で振り回すのは危険です。再開は最後の雷鳴から30分待つのが安全の目安です。釣果より安全が先です。
雨の日エギングの服装・装備は何が必要ですか?
セパレート型のレインウェア上下、グリップの良い釣り用シューズ、タオルと着替え、スマホの防水対策が基本です。夜まで粘るならヘッドライトと予備電池も必須です。濡れたテトラや磯は避け、平らな堤防を選んでください。
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まつぼっくり
まつぼっくり
釣りライター / 釣りちゃん運営者

マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。

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