エギの重さは、公式値で見ると 2.5 号が約 10〜12g、3 号が約 14〜17g、3.5 号が約 17〜24g、4 号が約 24〜26g です (2026 年 9 月時点、主要 4 社の公式スペック)。「3.5 号なら 20g」のような一つの答えはなく、同じ号数でもメーカーと沈下タイプで最大 7g 違います。
この記事では、ヤマシタ・ダイワ・シマノ・デュエルの公式ページからエギの重さと沈下速度を転記して一覧にしました。数字はすべて公式値で、筆者の推定は混ぜていません。あわせて「号数はオモリの号数と別物」「ロッドの適合エギ号数はどう読むか」という、重さを調べる人がセットで引っかかる 2 点も整理します。筆者は手持ち 51 本がすべてヤマシタのエギ王で、実釣の感触もその範囲で書きます。
エギの重さは何グラム?号数別の早見表 #
エギの重さは号数が 0.5 上がるごとに約 5g 増え、2.5 号で約 10〜12g、3 号で約 14〜17g、3.5 号で約 17〜24g、4 号で約 24〜26g です (2026 年 9 月時点の公式値)。全長は号数で決まりますが、重さはメーカーとタイプで幅があります。
| 号数 | 全長 (ヤマシタ エギ王K、針含まず) | 重さの幅 (主要 4 社の公式値) | 幅の内訳 |
|---|---|---|---|
| 2 号 | 60mm | 6.5g | エギ王 LIVE のみ (今回の 4 社で 2 号があるのはこれだけ) |
| 2.5 号 | 75mm | 10〜12g | 最軽量はセフィア クリンチ FB・EZ-Q キャスト喰わせ (10g)、最重量はエギ王 SEARCH (12g) |
| 3 号 | 90mm | 13.8〜17g | 最軽量はセフィア クリンチ シャロー (13.8g)、最重量はエギ王 SEARCH (17g) |
| 3.5 号 | 105mm | 17〜24g | 最軽量は EZ-Q キャスト喰わせ (17g)、最重量はエギ王 SEARCH (24g) |
| 4 号 | 120mm | 24〜26g | エギ王K シャロー (24g) とベーシック (26g) |
「1 サイズ上がると約 5g 増える」は目安として使えますが、3.5 号だけは幅が 7g あります。ヤマシタのエギ王K ベーシックが 22g、シマノのセフィア クリンチ フラッシュブーストが 19g、デュエルの EZ-Q キャスト喰わせが 17g と、同じ 3.5 号で 5g 違うのは、メーカーごとにボディ形状とオモリの設計思想が違うためです。
なお、この記事の「約 3 秒/m」のような沈下速度は、各社が「参考値」として公表している数字です。潮や風、ラインの太さで実際は変わります。
同じ号数で重さが違うのはなぜ? #
同じ号数で重さが違う理由は、沈下速度を変えるためにオモリの量を変えているからです。ベーシックより軽くしたものがシャロー (浅場向き)、重くしたものがディープ (深場・速い潮向き) で、シルエット (全長) は同じまま重さだけが変わります。

ヤマシタのエギ王K 3.5 号で見ると、ベーシック 22g (約 3 秒/m)、シャロー 20g (約 6 秒/m)、スーパーシャロー 19.5g (約 8 秒/m) と、2.5g 軽くするだけで 1m 沈む時間が 3 秒から 8 秒に延びます。シマノは逆方向で、セフィア クリンチ フラッシュブースト 3.5 号 (19g、約 3.7 秒/m) に 4g 足したディープ (23g) は約 1.9 秒/m と、公式が「約 1.8 秒/m 速く」と説明しています。
つまり「重さ」を調べている人が本当に知りたいのは、たいてい「どれくらいの速さで沈むか」と「自分のロッドで投げられるか」の 2 つです。前者はタイプ名 (ベーシック / シャロー / ディープ) で読む方が確実で、後者は次の節で扱います。沈下速度の中間モデル (エギ王K BS、約 4.5 秒/m) の位置づけは エギ王K BSとは?4.5秒フォールの新型と抽選販売の応募方法 にまとめています。
エギ王Kのシャロータイプ。
公式値で約6秒/mと、ベーシックの倍の時間をかけて沈むので、浅場や藻場の上をゆっくり見せて、抱こうとするイカを焦らせます。号数を落とさずに沈下だけを遅くできるのが強みで、秋の浅場で「見えているのに抱かない」場面の2手目。筆者はシャローをすべて3号で揃えていて、2.5号に落とす前にまずこれを投げます。
ヤマシタ エギ王K シャロー 3号
メーカー別・タイプ別の公式値一覧 #
以下はすべて各社公式ページの表記を転記したものです (2026 年 9 月 15 日確認)。全長は公表しているメーカーのみ記載し、ヤマシタは「針ヌキ」(カンナを含まない) の値です。価格は公表している製品のみ、メーカー希望本体価格 (税別) です。
ヤマシタ (エギ王) #
| 製品 | 号数 | 重さ | 全長 | 沈下速度 |
|---|---|---|---|---|
| エギ王K ベーシック | 2.5 号 | 11g | 75mm | 約 5 秒/m |
| エギ王K ベーシック | 3 号 | 16g | 90mm | 約 3 秒/m |
| エギ王K ベーシック | 3.5 号 | 22g | 105mm | 約 3 秒/m |
| エギ王K ベーシック | 4 号 | 26g | 120mm | 約 3 秒/m |
| エギ王K シャロー | 3 号 | 15g | 90mm | 約 6 秒/m |
| エギ王K シャロー | 3.5 号 | 20g | 105mm | 約 6 秒/m |
| エギ王K シャロー | 4 号 | 24g | 120mm | 約 6 秒/m |
| エギ王K スーパーシャロー | 3 号 | 14.5g | 90mm | 約 8 秒/m |
| エギ王K スーパーシャロー | 3.5 号 | 19.5g | 105mm | 約 8 秒/m |
| エギ王 LIVE | 2 号 | 6.5g | 60mm | 約 5.5 秒/m |
| エギ王 LIVE | 2.5 号 | 10g | 75mm | 約 5.5 秒/m |
| エギ王 LIVE | 3 号 | 15g | 90mm | 約 3.5 秒/m |
| エギ王 LIVE | 3.5 号 | 21g | 105mm | 約 3 秒/m |
| エギ王 LIVE シャロー | 3.5 号 | 19g | 105mm | 約 6 秒/m |
| エギ王 SEARCH | 2.5 号 | 12g | 79mm | 約 3.6 秒/m |
| エギ王 SEARCH | 3 号 | 17g | 95mm | 約 3.2 秒/m |
| エギ王 SEARCH | 3.5 号 | 24g | 107.5mm | 約 2.8 秒/m |
| エギ王 SEARCH シャロー | 3 号 | 15.5g | 95mm | 約 4.5 秒/m |
| エギ王 SEARCH シャロー | 3.5 号 | 21g | 107.5mm | 約 4.5 秒/m |
エギ王K は 2.5 号だけが約 5 秒/m で、3 号から上は約 3 秒/m にそろっています。この「崖」が秋の号数選びにどう効くかは 秋イカのエギは 2.5 号と 3 号どっち? で公式値から整理しました。SEARCH は同じ号数でも全長が 4〜5mm 長く、重さも 1〜2g 重い、ラトル入りのアピール型です。
フォールの姿勢が崩れないことを最優先に設計された、渋い状況・スレイカ対策の定番エギ。
舵の役割を果たすハイドロフィンが、風波の日でもブレない安定フォールを生みます。小さめシルエットの3号は、低活性の時期や小型中心・スレた場面で警戒されにくいサイズ。筆者が初めてアオリイカを釣ったのは、真冬の夜の三崎港でカラーはぶちぶちコーラルでした。
ヤマシタ エギ王K 3号
ダイワ (エメラルダス) #
| 製品 | 号数 | 重さ (標準自重) | 沈下速度 | 本体価格 |
|---|---|---|---|---|
| エメラルダス ダートLC | 2.5 号 | 11.0g | 5.5 秒/m | 1,410 円 |
| エメラルダス ダートLC | 3.0 号 | 16.0g | 4.0 秒/m | 1,410 円 |
| エメラルダス ダートLC | 3.5 号 | 20.0g | 3.5 秒/m | 1,410 円 |
ダイワ公式の現行エギ一覧 (2026 年 9 月時点) では、ダートII ではなく磁着式重心移動を積んだダートLC が「ダイワエギのど真ん中」として並んでいます。重さはヤマシタの K ベーシックとほぼ同じで、沈下速度は 3 号・3.5 号がやや遅めの設定です。
磁着式重心移動で飛距離を伸ばした、ダイワ公式が「ダイワエギのど真ん中」と位置づける現行モデル。
公式値は2.5号11.0g(5.5秒/m)・3.0号16.0g(4.0秒/m)・3.5号20.0g(3.5秒/m)で、エギ王K ベーシックとほぼ同じ重さながら3号以上は少しゆっくり沈む設定です。ダイワのロッドやリールで揃えている人の最初のエギに向きます。筆者は未使用で、数値は公式値の転記です。色で迷ったら金-キンアジ。
ダイワ エメラルダス ダートLC
シマノ (セフィア) #
| 製品 | 号数 | 重さ | 沈下速度 (参考値) | 本体価格 |
|---|---|---|---|---|
| セフィア クリンチ フラッシュブースト | 2.5 号 | 10g | 4 秒/m | 1,450 円 |
| セフィア クリンチ フラッシュブースト | 3 号 | 15g | 3 秒/m | 1,450 円 |
| セフィア クリンチ フラッシュブースト | 3.5 号 | 19g | 3.7 秒/m | 1,130 円 |
| セフィア クリンチ シャロー フラッシュブースト | 3.0 号 | 13.8g | 5.4 秒/m | 1,410 円 |
| セフィア クリンチ ディープ フラッシュブースト | 3.5 号 | 23g | 1.9 秒/m | 1,500 円 |
シマノは同じシリーズの 3.5 号で 19g (ノーマル) と 23g (ディープ) が並ぶのが特徴で、ディープは公式が「深場や潮が速いエリア攻略」向けと説明しています。
ボディ内部の反射板がフォール中やボトムステイ中も揺れて光り続ける、シマノのフラッシュブースト搭載エギ。
公式値は2.5号10g(4秒/m)・3号15g(3秒/m)・3.5号19g(3.7秒/m)で、同じ号数のエギ王K ベーシックより1〜3g軽い設定です。動かさない時間にもアピールが欲しい、ステイで抱かせたい場面の1本として表に加える価値があります。筆者は所持していますが本記事の実釣データはエギ王のみで、数値は公式値の転記です。色で迷ったらケイムラブルー。
シマノ セフィア クリンチ フラッシュブースト
デュエル (EZ-Q) #
| 製品 | 号数 | 重さ | 沈下速度 |
|---|---|---|---|
| EZ-Q キャスト 喰わせ | 2.5 号 | 10g | 約 5.2 秒/m |
| EZ-Q キャスト 喰わせ | 3.0 号 | 14g | 約 3.7 秒/m |
| EZ-Q キャスト 喰わせ | 3.5 号 | 17g | 約 3.2 秒/m |
デュエルは 4 社の中で最も軽く、3.5 号で 17g です。ヤマシタの K ベーシック 3.5 号 (22g) とは 5g 差で、これは「3 号と 3.5 号の差」に相当します。号数だけで飛距離や沈みを比べられない典型例です。
パタパタフットが水流で震えて誘う、デュエルの喰わせ系エギ。
公式値は2.5号10g(約5.2秒/m)・3.0号14g(約3.7秒/m)・3.5号17g(約3.2秒/m)で、主要4社の中では最も軽い設定です。同じ号数で5gほど重いエギ王K ベーシックほどの飛距離は出ませんが、軽いぶんライトなロッドで扱いやすく、風の弱い日の浅場で「見せて抱かせる」使い方に向きます。筆者は未使用で、数値は公式値の転記です。色で迷ったらKVMO(まずめオレンジ)。
デュエル EZ-Q キャスト 喰わせ
エギの号数はオモリの号数と同じ? #
エギの号数はオモリの号数とは別物で、重さを表す単位ではありません。オモリの 1 号は 3.75g ですが、エギの号数は長さの目安で、3.5 号のエギは 3.5 × 3.75 = 約 13g ではなく、17〜24g あります。
エギの号数は「1 号 = 1 寸 (約 3cm)」という長さ由来の呼び方だと一般に言われていて、ヤマシタ公式のエギ王K 3.5 号の全長 (針ヌキ) 105mm は、ちょうど 3.5 寸に当たります。2.5 号 75mm、3 号 90mm、4 号 120mm もすべて 1 号あたり 30mm でそろっているので、号数から長さは正確に逆算できます。
一方、重さは号数から決まりません。オモリ換算の「3.5 号 = 約 13g」で考えると実際より 4〜11g 軽く見積もることになり、ロッドの適合重量やキャストの感覚を誤ります。エギの重さを知りたいときは、必ずメーカーのスペック表 (パッケージ裏の g 表記) を見てください。
ロッドの適合エギ号数はどう読む? #
エギングロッドの適合は「エギ 2〜3.5 号」のように号数で書かれていて、これは「その号数のエギを想定した設計」という意味です。重さに直すと、この記事の早見表で号数を引けば下限と上限の g がわかります。
筆者が使っているシマノ 22 セフィアBB S86ML は、公式スペックで適合エギ 1.8〜3.8 号です (2026 年 8 月時点)。この記事の一覧に当てはめると、下は 2 号 6.5g から、上は 3.5 号のディープ 23g やエギ王 SEARCH 24g まで範囲に入り、4 号 (24〜26g) は上限の 3.8 号を超えます。同じ「3.5 号」でも 17g と 24g では 7g 違うので、上限ぎりぎりの号数を投げるときはタイプまで見て選ぶのが安全です。
秋イカから春イカまで通す「最初の 1 本」の考え方は セフィアBB S86ML 実機レビュー に、ロッド・リール・ラインを含めた一式の選び方は エギングタックルは何が必要? に書いています。
エギ3号を中心に幅広く扱える、エギング入門定番のオールラウンド番手。
ハイパワーXの補強がキャスト時のネジレを抑え、狙った釣り座へ正確に投げてエギを思い通りに操れます。筆者も三崎港のエギングで使い続けていて、アオリイカもマルイカもこのロッドでキャッチしています。
この道具の実釣レポ 2 本 →シマノ 22セフィアBB S86ML
筆者の手持ち 51 本を重さで見ると #
筆者の手持ちはエギ王K とエギ王 LIVE で 51 本、内訳は 2.5 号 6 本・3 号 26 本・3.5 号 19 本です。シャロータイプは 8 本ですべて 3 号で、残りはベーシックです。重さで言えば 15〜16g の 3 号が半分を占め、次が 21〜22g の 3.5 号という構成になります。
正直に書くと、買うときに重さ (g) を見て選んだことは一度もありません。号数とカラーで選び、シャローかベーシックかは棚の在庫で決まっていました。それでも 2026 年 9 月 5 日の実釣で 2.5 号から 3 号に替えたとき、しゃくりの抵抗がわずかに重くなったのは体感できました。公式値で約 5g の差は手に伝わる、というのが筆者の実感です。
一方で、3 号ベーシック (16g) と 3 号シャロー (15g) の 1g 差は、しゃくりでは区別がつきません。違いが出るのはフォールの時間で、エギングのしゃくり方 で書いたとおりイカが抱くのは主にフォール中なので、重さの差よりも「1m 沈むのに 3 秒か 6 秒か」の差の方が釣果には効きます。カラーの選び方は エギ王K カラー診断 で状況から絞り込めます。
フォールの姿勢が崩れないことを最優先に設計された、渋い状況・スレイカ対策の定番エギ。
舵の役割を果たすハイドロフィンが、風波の日でもブレない安定フォールを生みます。3.5号はエギングの基準サイズで、飛距離と存在感に優れ、春の良型狙いから秋の数釣りまで軸になる号数。筆者が初めてアオリイカを釣ったのは、真冬の夜の三崎港でカラーはぶちぶちコーラルでした。
ヤマシタ エギ王K 3.5号
重さで迷ったときの決め方 #
重さで迷ったら、①ロッドの適合号数の範囲内で ②水深と潮の速さに合わせて沈下タイプを選び ③風が強い日だけ 1 段重い方に寄せる、の順で決めると迷いません。重さそのものより「沈下速度」と「適合範囲」で考える方が、公式値と釣り場の条件が素直につながります。
- ロッドの適合号数を先に確認する: 上限を超える号数はロッドに負担がかかります。上限ぎりぎりならディープや SEARCH のような重いタイプは避けます
- 水深 2m までの浅場はシャロー、それより深い場所や速い潮はベーシック: シマノ公式は「水深 2m で 3 号ノーマル (約 3 秒/m) なら計算上 6 秒で着底、シャロー 3 号は 10 秒以上」と説明しています。着底までの時間 = イカに見せる時間です
- 風が強い日は重い方に寄せる: シマノ公式はディープについて「向かい風でも安定した飛行姿勢」と説明しています。同じ号数で 2〜4g 重いタイプがあるなら、号数を上げるよりそちらで対応する方がシルエットを変えずに済みます
- 同じ号数でもメーカーで 5g 違う: 他社のエギに乗り換えるときは、号数ではなく g 表記で今の主力と比べてください
まとめ #
- エギの重さの公式値は 2.5 号 10〜12g、3 号 13.8〜17g、3.5 号 17〜24g、4 号 24〜26g (2026 年 9 月時点、主要 4 社)
- 号数は長さの目安 (1 号 = 約 30mm) で、オモリの号数 (1 号 = 3.75g) とは別物
- 同じ号数で重さが違うのは沈下タイプの差。ベーシック / シャロー / ディープで 2〜4g、メーカー間で最大 5g 違う
- ロッドの適合エギ号数は、この早見表で g に直して上限を確認する
- 筆者の実感では 5g の差はしゃくりで体感でき、1g の差は体感できない。釣果に効くのは重さより沈下速度
よくある質問
エギ3号の重さは何グラムですか?
エギ3.5号は何グラムありますか?
エギの号数はオモリの号数と同じ重さですか?
同じ号数なのに重さが違うのはなぜですか?
ロッドの適合エギ号数は重さに直すとどのくらいですか?
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マグロキャスティングを軸に、ジギング・エギング・ショアの実釣を本音で発信。2018 年再開、相模湾を主戦場に活動中。



